K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

Dave Douglas: High Risk (2014) 昼休みにゆったり聴くには最適

何となくトランペットって、(聴き手として)付き合うのがシンドイ場合が多い。力が入るとウルさいし、力はヌケるとスカスカだし。 いつだったか、金沢に来たアンヴィシャイ・コーエンはしんどかったし、ニューヨークで聴いたロイ・ハーグローヴはなんか一本…

Duke Ellington: Duke's Big 4 (1974) 忙しいときの慰み

最近の忙しいときの慰み、のような感じなのだけど、仕事の手を止めて、いろいろな方々のブログでのディスク紹介を眺め、apple musicで探すのが愉しい。ツボに嵌まったら、ニヤリとして、その音を流しながら仕事に戻る。 これもそんな一枚で、渋いディスクの…

飯島晃: コンボ・ラキアスの音楽帖(1990) 素晴らしくも秘めやかな音世界

最近は結構apple musicで新譜を聴いて満足。音欲と物欲の華麗な分離、に嬉しくなっていた。CDの収納スペースにも限りはあるし。 それでも、ブログなどでふっと見かけると、即決で入手することもある。このアルバムがそう。 さるブログ(Free系の音源の参考に…

早春の渓流に佇む

いつものように5時過ぎに目覚めた。6時前後から、空が茜色になったので、竿を持って飛び出した。 暖冬で、雪が少ないとは云え、未だ冬季閉鎖の林道を進み、次第に深くなる雪に足をとられながら進んだ。 30分ほど歩いて、入渓点へ。デブリが重なる路上と違っ…

Marc Ribot, The Young Philadelphians: Live In Tokyo (2015) ああ懐かしい

先日、Free系が沢山紹介されるブログで懐かしい名前が。ジャマラディ−ン・タクマとカルヴィン・ウェストン。1980年頃にジェイムス・ブラッド・ウルマーを聴いていたら、おなじみの粘るベースとドラム。変態ファンクを支えていた。 さて、このアルバムが気に…

春のヤマメ

小雨のなか渓流に入った。暖かい朝であったが、入渓地点では2℃だった。 驚くほどの暖冬のためか、すでに雪はまばらで、多雪であった昨年の4月中旬以降と同じくらい。既に春の匂い、のようなものが漂っている。 今季はじめてゆっくり時間を過ごした。久方振…

Ben Monder: Hydra (2013) 音の大海のなかで見つけた音

最近、仕事場で聴く音楽はapple musicから拾っていることが多い。気がつくと、音の大海のなかで浮遊している事実に驚いてしまう。 ダウンロードという、メディアが不要であるが、仮想的なメディアの伝送の電子化、ではなくて、音の海で泳ぐようなパラダイム…

Bill Frisell: Solos - The Jazz Sessions (2012) 過剰と浮遊のあいだに

ここ数日は忙しくて、聴いたアルバムをアップできていない。渓流釣り、で忙しいのではなく、本業で、である。残念だけど。 今日は人と会う合間に、apple musicでビル・フリーゼルのソロ・アルバムをみつけて聴いていた。ビル・フリーゼルは、過剰と浮遊のあ…

渓流に入る

感覚的には、書き初めとか、そんなものと同じ。とりあえず、今季も形から、という訳でもないが、解禁日に竿をもって沢に入った。 自宅を出るとき、寒暖計は零度。山に入ると次第に気温が下がり、零下二度。路面が凍結している。 車道から暫く、靴先が沈むく…