いつものように5時過ぎに目覚めた。6時前後から、空が茜色になったので、竿を持って飛び出した。
暖冬で、雪が少ないとは云え、未だ冬季閉鎖の林道を進み、次第に深くなる雪に足をとられながら進んだ。
30分ほど歩いて、入渓点へ。デブリが重なる路上と違って、雪は少ない。
昨年の経験から、イワナ中心のこのエリアは水温が随分上がらないと渋い、ことは知っていた。
が、入りたくて仕方がなかったのだ。案の定、朝の光溢れる渓流で時間を過ごす代償、のようにボウズ。
もうすぐ融雪が一気に進み、水量が増える。そうすると暫くは入るのが難しくなる。ほんの一瞬の遊び、なのだ。