K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

雨が続くポルトガル(アヴェイロ)

夏日から一転して、寒い雨が続いている。体はそちらが楽なのだけど。 ポルトから南に列車で1時間。何もないアヴェイロにやってきた。駅からホテルへ徒歩15分。荒涼とした感じの景色に滅入った。 それでも街の中心地(らしい)あたりには、運河があって、そ…

Hats & Records@Aveiro: 帽子とレコードの店

ポルトでは、数軒のレコード屋を発見したが、開店時間とうまく合わせることができなくて1軒だけ訪問。気に入ったレコードはなくて、敗退。 その後やってきたAveiroではレコード屋は1軒(みたい)。それが宿泊しているホテルの裏側の辻、にあるようで、仕事…

GoGo Penguin: Man Made Object (2016) 雨の朝

昨日のポルトとうって変わって、雨の朝。ポルトガル全土で天候不調の様子。 全くの仕事日和で、トランクのなかのランニングシューズが恨めしい。 部屋では、apple musicで音を鳴らしていて快適。Blue Note Recordsはカヴァーしているので、気楽に聴くことが…

短い物見遊山(ポルトガル・ポルト)

今日はポルトから学会会場のアヴェイロへの移動日。昼過ぎまで物見遊山。いい街の条件、坂が様々な景観を造り出す、を見事に満たしているところ(金沢もだけど)。 本日は夏日で、半袖姿で風に吹かれながら呑むビールは美味かった。午後からは電車で1時間の…

欧州の朝(ポルトガル・ポルト)

欧州は久しぶり。それもラテン系の国は10年来じゃないだろうか。記憶では、前回、2005年とか2006年。仕事で行ったフランス・レンヌ。そんなに楽しい仕事ではなかったので、こんな弛緩した気分で迎えるラテン系の地域は久しぶりだなあ。 朝、起きたときの空気…

ポルトガル・ポルト:最終目的地じゃないけど

金沢から25時間かけてたどり着いたのはポルトガル・ポルト。空港から出たのが23時、メトロでホテルに着いたのが24時。最終目的地じゃないけど、今日は時間切れ。明日、鉄道で移動。旧市街は何かのフェスティバルが終わろうとしているところ。柔らかな空気が…

黄昏時のフランクフルト

朝6時過ぎに金沢を出発して18時間以上過ぎ、ようやく黄昏時のフランクフルトへ。トランジットで4時間待ち。「本日」の最終目的地はユーラシアの最果て・ポルトガルのポルト。日付が変わる頃にホテルに入る予定。door to doorで24時間の世界。それでも本当…

オノセイゲン:SEIGEN (1983) 出発の前に聴いていたレコード

いつだったか、仕事で出かけた遠くの街のレコード屋にあったので、手にした。 それから随分と長い間、放置していたのだけど、気になってターン・テーブルに置いてみた。ほぼ同世代の音楽。 当時はやった環境音楽、の類い。ミニマルな音を多用していて、しか…

Mark Guiliana: A Form of Truth (2013) ジャズ的なものからの軽妙な遠心力

マーク・ジュリアナのドラム、はメルドウとのデュオでその素晴らしさ、に魅惑され、同時期に発売されたアルバム2つ、Beat musicとMy Life Starts Nowでヤラれてしまった。そのときは、彼のビートに凄み、なんていうか機械のような正確さと、そこから突き放…

春の渓深くに届く日射し

連休は仕事があって、連日、出勤。多少はのんびりしているが、そんなには遊べていない。端切れのような時間でレコードを聴いたり、竿を持って出かけたり。 連休初日の朝は寒く、渓流の水は冷たかった。それでも深い淵の周辺で尺のイワナがあがった。連休明け…

Derek Bailey: Guitar, Drums N Bass (1995) radicalな音の淵の深さ

エヴァン・パーカーをナマで聴いてから、意識の底にあるフタのようなものが外れた。improvised musicのように、「音楽」と「音」の境界線よりは、「音」側に寄った音が平気になってしまった。楽しめる。 そんな訳で様々な音が聴きたくなっている。 youtube: …

Robert Glasper: Everything's Beautiful (2016) 映画Miles Ahead、そして先行的に公開されているトラック

マイルスの伝記映画Miles Aheadの音楽と、グラスパの発売予定の新作Everything's Beautiful (マイルスのテープをremixだそうで)の関係が、よく分からなかったのだけど、この記事では上手く説明されている。発売・公開時期だけ同期されていて、中身は関係な…