カナダのジャズといえばピーターソンと思っていたのだけど、今だったら、ダイアン・クロールかもしれないね。もっとも、ボク自身、あまりピーターソンは聴かないのだけど、例外的に聴くのは西独MPSでの録音。Hello Herbieなんか録音の良さもあって、とてもいい感じ(珍しいコト云うでしょう)。
それに加えて、何と云ってもThe singers unlimitedと共演したこの1枚は、とても好みに合う。ピーターソンって、技巧派であるが故にジャズで聴くとうるさい感じがしてしまうのだけど、この唄伴では余裕をもって、ツボにはまった音を絶え間なく出していく。勿論、大好きなコーラスに気持ちは行くのだけど、絶対にピーターソンじゃないとハメ込めないような絶妙の音。これも抜群の録音で、LPレコードで聴いているとホレボレとする。(と書きながら旅先なので、イラっとしますが)
セサミ・ストリートから始まって無駄のない一曲一曲を楽しみ、あっという間にA面が終わって、聴き足りないからB面に移るとき、なんとなくの幸せ感か漂う1枚なのだ。早く帰って聴きたいな。
(youtubeのセサミストリートを貼付けるのだけど、猫の画面には辟易してしまう。FacebookでもTwitterでも紋切りの「カワイイ猫」画面が溢れているので、イヤになっているのだけどね。個人的偏見ではありますが )
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The singers unlimitted & Oscar Peterson Trio (1971, MPS)
1. Sesame Street
2. It Never Enterd My Mind
3. Childrens Game
4. The Gentle Rain
5. A Child Is Born
6. The Shadow Of Your Smile
7. Catherine
8. Once Upon A Summertime
9. Here That Rainy Day
The Singers Unrimited:Gene Puerling (vo), Don Shelton (vo), Len Dresslar (vo), Bonnie Herman (vo)
Oscar Peterson (p), George Mraz(b), Louis Hayes (ds)