週末に届いていたレコード。ESPは、昔、日本のレコード会社から出た廉価盤でアイラーとコールマンを揃えた時に、ゴリゴリのフリーだなあ、と思った。40年近く前だ。だからフリージャズを聴かなくなると、気にすることもなくなった。
しかし、今になってブレイのアルバムを聴くと、リリカルなメロディーが流れ、驚いたりした。このアルバムもビートがしっかりついていて、サンダースのブロウも当時の新主流派が少し尖ったくらい、中庸な感じで、これまたビックリ。このアルバムの後に加入したコルトレーンのバンドでの乾いたフリーキーな音にタマげたが、ひょっとすると今聴くと、そうも感じないかもしれない。
そんな訳で、とても聴きやすい親しみ、のような感じは後年のアルバムに通じると思う。どうもspiritual jazz的なコンパイルのされ方には違和感が強いのだけど、真っ直ぐなジャズの心意気、のようなものが好きなんだな、ファラオは。
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Pharaoh Sanders: Pharaoh (1964, ESP Disk)
A. Seven By Seven (Pharaoh Sanders)
B. Bethera(Pharaoh Sanders)
Pharaoh Sanders(ts), Stan Foster (tp), Jane Getz(p), William Bennett (b), Marvin Pattillo(perc)
Design: D. Michalowski
Liner Notes: Robert Ostermann
Engineer: Jerry Newman
