K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

吉田野乃子@東京千駄木Bar Isshee 太さ・スムーズさ

まあ堪らんほどの忙につぐ忙の中、閑あり。千駄木にやってきた。今週は金沢で来客・会食2件の他、東京での仕事・懇親会もあったので、疲労困憊の体だ。それでも神保町での懇親会が19時で終わったので、いそいそと地下鉄で千駄木に向かった。会場が分からなくて彷徨って焦ったが、なんとか間に合って、ほっとした。

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タマタマの仕事の予定と、今回のライヴの予定が合致して小躍り。

吉田野乃子の管は、とにかく音が太く、音量が大きい。管を吹き抜くときの自然な音の流れが魅力だ。音の速度感も、速度に音を追随させているのではない。流れの中で、ごく自然に速い音を出しているようなスムーズさに惹かれた。音の大きさと合わせ、様々なスタイルで聴いてみたい奏者だ。

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Pet Bottle Ningenでの共演者であるDave Scanlonは、Pet Bottle Ningenでの演奏よりは、DJ sniffのターンテーブルが発する電子音とともに、もっと環境音的な音で空間を満たしていく。その棘があるような音のなかを縦横無尽に駆けるサックス、溜まらん。Pet Bottle Ningenでのような音も聴きたかったが、それはまたの機会に。

 満足した帰りの地下鉄で、ドアが閉まる前に飛び込んだ方が居た。手元にCDを2枚。Lotusとトリオ深海ノ窓、ああ今日のお客だと思って、おやっと反応したら、あちらも。声をかけて頂いたら、ネット上の知り合いでした。次はゆっくり話をしましょう。ありがとうございました。