昨日は仕事前にジャズ喫茶。なんと午前8時から開業している店がある。しかも、その名はCAFE INCUS、分かる人には分かる、亡きディレク・ベイリーとエヴァン・パーカーの即興音楽レーベル。(多分)ジャズですらない。 Blue NoteとかPrestigeとか、マイルスとかバップ、そんなジャズ喫茶営業の「記号」を捨て去った店名が潔い。格好がいいので、気になって仕方がない店だった。「怖い物見たさ」もあって、出かけた。たまたまだけど、湯島の定宿からの徒歩圏内、これも嬉しい。
店内にはいると空気は柔らかく、その怖ろしい名前とは違って、穏やかな雰囲気。尖っていない。先客が「通常のお客」のようだ。それでも低い音でジャズ。なかなか思い出せないが、持っているよなあの1枚。記憶力の減退に苦笑。
おはようございます。
— CAFE INCUS (@cafe_incus) 2018年3月19日
CAFE INCUS開店致しました。
本日最初の一枚です。
よろしくお願い申し上げます。 pic.twitter.com/VlZCuQJuet
ホテルの朝食を食べずに出たので、モーニングセットを頼む。美味。
珈琲をお代わりしながら、ゆっくりしていると、お客の様子をみながらエヴァン・パーカーやアラン・シルヴァをかけたり。いや肩の力が抜けた感じで、フリー、インプロ系を聴かせるなんて、素晴らしい。どうもフリー系ジャズ喫茶というと、大昔の京都のZABO(これは怖かった)を思い出すが、ここは、その怖ろしい名前とは違って洒脱な感じが良い店、だと思った。