7月の後半から8月、北陸の渓は吸血性アブ(オロ)に満ちている。ヒトによると真っ黒になって襲いかかる、らしい。ボクはそんな体験はないので、「怖さ」がピンとこない。
今年は多忙で、例年ほどは渓流に入れなかったので、オロは大丈夫かな、と思いながら行ってみた。クルマを降りた時点では、全く居なかったので入渓。
やはり少なからず居たが、我慢できないくらいの状況はなく、持参したネットも被らず釣りを楽しんだ。勿論、虫除けのスプレーはかけたし、首の周りにはハッカ油を吹きかけたタオルを巻いた、それでOK。ほとんど刺されなかった。
場所にもよるが、河岸に草があまり生えてなければ、大したことないし、陽光が強くなると数は随分減った。ゆっくり行くことだ。
雨が降らないので水量は少なく、なかなか釣り場に恵まれなかった。しかし、居るべき場所には、それなりに定位していたので嬉しかった。ただ渓の最奥のポイントで尺上の大きな岩魚に糸を切られたのは痛恨。結局、泣尺が筆頭だった。