ここ数週間、入手するか迷っていたアルバム。JOE氏のBLOGを読んで、即、入手を決めた:
Charles Mingus - Jazz in Detroit / Strata Concert Gallery / 46 Selden - あうとわ~ど・ばうんど https://t.co/JQT99nVZsO #はてなブログ
— JOE (@JOE_as) 2018年11月30日
ドルフィーのresonance盤をレコードにしたので、これはbandcampからのディジタル・データにした。圧倒的に安価な15ユーロ:
松風紘一や森山威男のアルバムをレコードで再発したUKのBBKからのリリース。プロデュースにスー・ミンガスのcreditがあるので、権利関係もしっかりしているのだろう。
内容だけど、JOE氏の繰り返しになるが、ドン・ピューレン、ロイ・ブルックスが素晴らしい。やや後方に退いた印象(録音を含め)のミンガスのベースを含め、かなりアグレッシブなリズムセクションであり、それが素晴らしい。
ピューレンのピアノは、嫌いじゃないが、アダムスとのバンドで一本調子(打楽器的なパキパキ音ばかり)の印象が強かったのだけど、マクビーのアルバムでそうでもないピューレンを見直したばかり。本アルバムでも、ピューレンの様々な音を愉しむことができる。録音のバランスが今ひとつで、ピアノがやや引っ込んでいるのが実に残念。大音量で聴くしかない!
ロイ・ブルックスについても、最近、何枚か聴いた奏者で、1970年代のジャズの空気が満点の音を出している。また、デトロイト出身であり自身もEnjaからJazz In Detroit という盤を出している。そんな地元での演奏なのか、実に熱い演奏が続く。
という訳で、1970年代らしい熱気に溢れた演奏が、実に長時間(4時間30分)続く素晴らしい、というか厳しいアルバムなのだ。
JAZZ IN DETROIT / STRATA CONCERT GALLERY / 46 SELDEN (IMPORT)
- アーティスト: CHARLES MINGUS
- 出版社/メーカー: BBE
- 発売日: 2018/11/02
- メディア: CD
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Charles Mingus: Jazz In Detroit / Strata Concert Gallery / 46 Selden (1973, BBE)
1. Pithecanthropus Erectus 25:04
2. The Man Who Never Sleeps 15:04
3. Peggy's Blue Skylight 18:15
4. Introduction of the Band by Bud Spangler / Celia 23:35
5. Bud Spangler & Roy Brooks - Bud Spangler Interview with Roy Brooks and Commentary 38:59
6. C Jam Blues 26:58
7. Orange Was the Color of Her Dress, Then Blue Silk 20:12
8. Dizzy Profile 12:52
9. Noddin' Ya Head Blues 25:59
10. Celia (Alternate Take) 24:15
11. Dizzy Profile (Alternate Take) 12:00
12. Bud Spangler - Strata Gallery Announcement / Radio Broadcast WDET FM 06:49
13. Pithecanthropus Erectus (Alternate Take) (Digital Exclusive Track) 19:40
Charles Mingus (b), Joe Gardner8tp), John Stubblefield(ts), Don Pullen(p), Roy Brooks(ds)
Recorded February 13th, 1973, at the Strata Concert Gallery