プロデュースは、元トリオ・レコードの稲岡氏。菊地雅章の旧作などとともに、最近再発され入手。
このメンバーは、このアルバムだけだそうで意外。カーラ・ブレイやゲイリー・ピーコック含め、何となくお友達(?)グループのように思っていたから。
聴いてみると、メンバーからして当たり前なのだけど素晴らしい。ブレイのアルバムとして意外感がある。スワローが柔らかくビートを刻んだ時のブレイのピアノのポップ感が凄く美味しい。ブレイのピアノが旋律から外れていくときのモチアンの乾いた刻みが昂奮を高める。
ブレイを軸として、位相が異なる二人の奏者が交代しながら曲を引っ張る感じが楽しかったな。
-----------------------------------------------------------------------------
Paul Bley: Zen Palace (1993, Transheart)
1. Deviation 8:55
2. Almost Persuaded 6:32
3. Ah-Ha 5:28
4. Latin Ideas 9:05
5. Zen Palace 11:48
6. Where Is Paul? 10:08
Paul Bley(p), Steve Swallow(b), Paul Motian(ds)
Recorded At Sound On Sound, NYC, March 1, 1993