K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

板橋文夫: 渡良瀬

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板橋文夫: 渡良瀬 (1981, Denon)
A1. Someday my prince will come (Frank Churchill)
A2. Msunduza ( Dollar Brand)
A3. I can’t get started (Vernon Duke)
A4. Tone/利根 (板橋文夫)
B1. Watarase/渡良瀬(板橋文夫)
B2. Miss Can(板橋文夫)
B3. Good bye(板橋文夫)
板橋文夫(p)
Recorded at Nippon Columbia 1st studio on 12th & 13th Oct 1981

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今日は何となく日本のジャズが続く。昨日に続き、板橋文夫の未聴盤。
昨年再発されたレコードだけど、ボクが聴いたのは昔のDENON盤。デンオンはいつからデノンになったのかなあ、とか思いながら聴いていた。

ちょっと糠味噌臭い王子様が出たぞなんて、悪戯な気持ちで聴いていたのだけど、曲が進むにつれて面白さが昂進していく。板橋曲に至っては民謡あるいは歌謡曲。そんな旋律を熱いタッチでジャズにしてしまう荒技、に痺れてしまった。凄い。中盤から、もう日本のジャズ100%の世界で聴かせる。

DENON盤って、当時からPCM録音が売りだったのだけど、綺麗だけど音圧が低い、そんな印象だった。ジャズ向きではない。しかし本盤、もう弾き手が異常に熱く、そんな細かな話を吹き飛ばしているのが、また凄い。

渡良瀬

渡良瀬

 
WATARASE [LP]

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