出色の面白さ。ミュージック・マガジン50周年にちなんだ1969年からのジャズディスク100選。所謂モダンジャズの時代を切ることで、今のジャズに至る系譜を鮮やかに映し出している。モダンジャズの残滓を引っ張るSJ誌ゴールドディスク的なものが僅少なのも実感に近い。ヘイデンやコールマンの上位は、さもありなんと思ったが、ラウンジリザーズの登場には少々驚いた。
ボクが聴き出して40年、ほぼほぼ同時代に聴いた内容であることも、嬉しい。どのアルバムもその時点でインパクトが強かったものであり、
1969年という切断面の面白さ、に改めて痺れた。