K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

今井和雄: 三嶋典東のために(2010) 仕事に疲れた、ばかりではないと思う。このトリップ感

今井和雄: 三嶋典東のために(2010, Ftarri)
1. Improvisation (40:55)
2. For Tentou Mishima No. 1-A (3:59)
3. For Tentou Mishima No. 1-B (4:07)
4. For Tentou Mishima No. 2-A (4:04)
5. For Tentou Mishima No. 2-B (4:01)
今井和雄(acoustic g on 1-5, Fiedel Gamba on 1, branches on 1, piano wire on 1, objects on 1)
2010年8月7日、東京、渋谷「Nanzuka Agenda」ギャラリーで開かれた三嶋典東個展『LINE MAN』最終日でのライヴ録音
録音・マスタリング:吉田武司
デザイン:白井敬尚
プロデュース:今井和雄

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Bandcamp でみかけたので、ダウンロード。今井和雄の音源は見かける度に入手している。感じるモノ、感じるに至らないモノ、いろいろある。

生で聴いたときの、弦の音のキレ(急峻な音響の変化)に大いに自分のなかの何か、が共鳴したように感じた。そんな感覚を再現したいのかもしれない。

今日は仕事中に、環境音楽のように流していた。ゆっくりと様々な音が遷移していく。時折、ギターが鋭い音を立て、聴き手の耳も立てる。何分頃だろうか、かつてソウルで聴いた弦楽のような不思議な音が流れ、またはっとすると別に移っていた。そんないい加減な聴き方なんだけど、ある時間、まったく時間や座標が異なる空間に周囲を覆われたような不思議な感覚、が面白いな、と思った。

 週末だから、仕事に疲れた、ばかりではないと思う。このトリップ感。

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