Wes Montgomery: Straight, No Chaser (1965, Bandstand=>徳間)
A1. Straight, No Chaser 8:12
A2. Just Friends 9:06
B1. In A Mellotone 14:47
B2. Wes Got Rhythm 8:35
B3. The Theme 5:58
Wes Montgomery(g), Clark Terrytp, flh), Pim Jacobs(p), Ruud Jacobs(b), Han Bennink(ds)
[レコード盤:Harold Mabern(p), Arthur Harper(b), Jimmy Lovelace(ds)]
Producer [Original Recording] : Aad Bos, Kees Schoonenberg, Michiel de Ruyter
Recorded 2 April 1965, VARA-studio 7, Hilversum, Holland.
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ジャズ・ドラム奏者としてのハン・ベニンク「も」好きだ。正確に捩れるシンバルのタイム感覚の変な感じ、に気がついたのはドルフィーのラスト・デイト。以降、気がついたら、ゆっくり手にしている。と云っても、ミシャとの初期のアルバム、JRモンテローズ、デクスター・ゴードン、ソニー・ロリンズくらいしかないが。
このアルバムはウェスの1965年欧州ツアーでの収録で、オランダHilversumのVARA-studio 7、つまりドルフィーのラスト・デイトと同じ場所。リズム・セクションのクレジットはBYG? Black lion?のSolitudeと同じHarold Mabern(p), Arthur Harper(b), Jimmy Lovelace(ds)となっている。
しかしながら、後年の再発CDではPim Jacobs(p), Ruud Jacobs(b), Han Bennink(ds)。あとクラーク・テリーが加わっている。実質、テリーのリーダ作とも云えるような柔らかく、緩い演奏。ボクには全く合わない。
ドラムはJimmy Lovelaceでなく確かにベニンク。シンバルでタイムをとる、あの感じ。だけど、クラーク・テリーにあわせたためか変態感は全くなく、その意味では期待はずれ。Solitudeでのウェスの鋭角的な演奏が大好きなのだ。そこに絡むベニンクを聴きたかった、のだけどね。
同日かどうか分からないが、クラーク・テリー抜きのセッションもあって画像が出ている。そっちを聴かなくちゃね。
65年のオランダにおけるウエスとハンの共演映像があります。もちろん他のメンバーも違いますが、さてどうなんでしょうね。興味津々です。https://t.co/JsvjeRn3x6 https://t.co/hS5pxZpyX0
— AkiraSaito#齊藤聡 (@Sightsongs) July 20, 2023
ヴィデオのセッションはこっち。圧倒的にこっちが良い: