K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

Introducing Paul Bley (1954): Paul Bleyの初期のアルバムを聴く

これも昨日届いたLPレコード。オリジナルは高価なので、OJC。聴いてみると音圧が高く、実に音がいい。驚いた。感想は以下の[2016-01-09記事] と同じだけど、古いバップであるにも関わらず、ピアノが美しく響いている。で、最後のサンタクロースでもコケない…

Paul Bley: Ramblin'

Paul Bley: Ramblin' (1966, BYG)A1. Both (Annette Peacock) 9:30A2. Albert's Love Theme (Annette Peacock) 9:23A3. Ida Lupino (Carla Bley) 3:30B1. Ramblin' (Ornette Coleman) 5:50B2. Touching (Annette Peacock) 7:30B3. Mazatalon (Paul Bley) 7:3…

Paul Bley: Closer

Paul Bley: Closer (1966, ESP)A1. Ida (Carla Bley)A2. Start (Carla Bley)A3. Closer (Carla Bley)A4. Sideways In Mexico (Carla Bley)A5. Batterie (Carla Bley)B1. And Now The Queen (Carla Bley)B2. Figfoot (Paul Bley)B3. Crossroads (O. Coleman)B…

Dave Douglas: Dark Territory (2014) なんだか既視(聴)感のようなものがあるが

先日、BandcampからDLしたデイヴ・ダグラスのアルバム。トランペットとElectronicsって組み合わせは、案外好きな感じ。このアルバムのドラムは、マーク・ジュリアナでこれも期待。

Eric Dolphy: At The Five Spot, Vol. 1 (1961) ドルフィーの管の響き、マルのピアノの響き(RVGもう少し)

PrestigeのRVGで次に聴きたいと思ったのは、ファイヴ・スポットのドルフィー。オリジナルはNew Jazzのモノラルだけど、持っているレコードは後年のステレオ盤。RVG刻印盤。安い。何を聴きたかったかというと、ピアノの音。このアルバムはマルのピアノの音が…

Miles Davis: Cookin' With The Miles Davis Quintet (1956) Prestigeでは残響音は抑え気味に(まだまだRVG)

Opus de Jazzと同じ時期のPrestigeを聴いてみる。基本的には同じような音圧が高い録音ではあるが、残響音の付加が消えている。それだけ、すっきりとした「リアル」な音に聴こえる。モノラル録音の時代。残響音がなくとも、絶妙のセッティングで眼前にクイン…

Milt Jackson: Opus De Jazz (1956) ECMに通じる音響空間だと (まだまだRVG)

何かつまらないなあ、という感覚を持って、昨日のリッチー・コールを聴き終えた。悪くはないが、普通なんだよね。 で、1950年代のモノラル、サヴォイのアルバムをターン・テーブルに載せた。モノラル録音。 その瞬間に「広がる」音響空間に刮目した。5人の…

ブログ移転に伴うECM1000番代の記事の整備完了

ECM

Hateba blogへの移転で、過去記事の体裁が乱れている。 ECM1000番代の記事については、 ・タグを付け直す、 ・youtubeの音源を付ける、 ・リンクも張り直す、 などの処置を行った。結構面倒。 その甲斐もあって、体裁は良くなったし、タグによる検索もできる…

Richie Cole: Alto Madness (1977) 1970年代後半のRudy Van Gelder

昨日、久しぶりにリッチー・コールの名前を見て、懐かしくなった。1980年頃のピン・ポイントの人気沸騰振り、が。 で、当時のレコードを眺めていたら、うち1枚がヴァン・ゲルダーが録音したものだと、気がついた。ちゃんとvan gelderの刻印がレコードに入っ…

Janis Siegel And Fred Hersch: Short Stories (1989) 固定観念ではあるけれど

固定観念ではあるけれど、やはりハーシュのピアノにはノーマ・ウィンストンのような歌い手が合うなあ、と思う。 このアルバムはマンハッタン・トランスファーの「主力」ジャニス・シーゲルのアルバム。フレッド・ハーシュとの協同プロデュース。バラード集の…

1980年頃の思い出(リッチー・コールのこと、少しだけアーサー・ブライスも)

今日、twitterのタイム・ラインをみていたら面白い疑問、が流れた。 岩浪洋三のライナーノーツ、アーサー・ブライスとリッチー・コールが「次代を担う新鋭」的に紹介されている。他でも70〜80年代の岩浪洋三のライナーではやたらとリッチー・コールが推され…

Jane Ira Bloom, Fred Hersch: As One

このアルバムは、はじめて聴くジェーン・アイラ・ブルームという女性のソプラノサックス奏者とフレッド・ハーシュのデュオ。比較的ゆっくりとした曲中心なので、ハーシュの美音が楽しめるが、印象が弱い。ひとつは録音の問題。とてもDeadな感じで、見事にピ…

金沢に住んで7年過ぎ

毎年、8月のお仕舞いが来ると、金沢に住んで何年めだろうか、と数える。もう随分と長くなって、前住地の記憶も次第に薄くなっている。過去、一番長く住んだ場所で14年。金沢がその半分になった。そして、昨日、8年目に入った。 金沢での7年間で、必ずやら…