K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Gil Scott-Heron:Pieces of a Man(1970) テキサスでビール呑みながら


  テキサスでビール呑みながら、何回も聴いている一枚がコレ。iTunesに入っている。自宅ではLPレコードなのだけど。

 Flying Dutchmanってガトーの面白い盤とかあって、お化け屋敷みたいなレーベルだったのだけど、やはり面白い。最近になって、このギル・スコットーヘロンとかロニー・リストン・スミスとか、1970年代最初の非主流派クロスオーバーのようなものが面白くなって聴いている。

 そもそもはヒースロー空港で買った叩き売りのコンピレーションCD(soul jazzというタイトル)に入っていた。それが案外面白くて良く聴いていたのだけど、最近になって細かくチェックしはじめた。そんな経緯で手にした1枚。CDだけじゃ我慢できなくてLPを入手したのだからアホだね。

 何が面白いって、グルーヴ感としか云いようがないのだけど、気持ちよいこと気持ちよいこと。ビール呑みながら聴く、聴く。ビート世代の詩人がマイク持って唄っているそうで、曲によっては頭でっかちの感があって、ノレなかったりするのだけど、まあ概ね良好。

 正当的なジャズ・ファンは聴かないのでしょうが、騙されたと思って聴いてみて。面白いよ。 

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Gil Scott-Heron:Pieces of a Man(1970, Flying Dutchman)
A1. The Revolution Will Not Be Televised
A2. Save the Children
A3. Lady Day and John Coltrane
A4. Home Is Where the Hatred Is
A5. When You Are Who You Are
A6. I Think I'll Call It Morning
B1. Pieces of a Man
B2. A Sign of the Ages
B3. Or Down You Fall
B4. The Needle's Eye
B5. The Prisoner
Gil Scott-Heron(vo, g ,p), Johnny Pate(cond), Brian Jackson(p), Ron Carter(b), Pretty Purdie(ds), Burt Jones(g), Hubert Laws(fl,sax)