この季節の金沢は好きだ。梅雨前線の遙か北に位置し、また険しい山岳を盾に湿気を拭う、この地で稀な爽やかな日々。ちょうど5月から6月にかけて。
日照時間が極大まで延伸しているなか、ゆっくりとビールを呑みながら味わう夕暮れは格別。西の色、南の色、そして東の色。色彩の階梯が視野を超えて広がる。
ボク海を越えて連れ帰った数十枚の円盤を愛でながら、呆然と時間を垂れ流す日々。
夏のような一日の終わりは、夏の終わりのような光景だった。
この季節の金沢は好きだ。梅雨前線の遙か北に位置し、また険しい山岳を盾に湿気を拭う、この地で稀な爽やかな日々。ちょうど5月から6月にかけて。
日照時間が極大まで延伸しているなか、ゆっくりとビールを呑みながら味わう夕暮れは格別。西の色、南の色、そして東の色。色彩の階梯が視野を超えて広がる。
ボク海を越えて連れ帰った数十枚の円盤を愛でながら、呆然と時間を垂れ流す日々。
夏のような一日の終わりは、夏の終わりのような光景だった。