K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Dave Valentin: Legends (1978) GRPの音

 最初に買ったSJ誌(1979年の6月くらいじゃなかろうか)の記事でヴァレンティンを知った。でも、彼をはじめて聴いたのは20年くらい後。この初リーダ作を買ったのは先日のフェニックス。$1.99だったしね。

 当時、どうもナベサダのグルーシン路線が合わなかった、が理由。後年、聴きはじめたときには、GRPの音の滑らかさに、これはこれでいいなあ、とも思った。LPレコードで聴くと、アナログ末期の録音の良さを思い知らされ、凄いなあと思う。グルーシンとローゼンの録音が気になってきた。(手を出す余裕はないけどね。)

 それにしてもA面最後のチックの曲、RTFから尖った感じを削いでいるのだけど、その柔らかさがいいし、脱力したアフロ・ブルー(アレンジは当時のチック風)からはじまるB面も。チック・コリアの1970年代後半以降のPOPな部分を発展させたのが、彼らなんだと気がついた。黒くも白くもない、それがGRPの特徴かな、と思った。

 

 

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Dave Valentin: Legends (GRP,1978)
A1. Legends
A2. Bouree In E Minor
A3. Sea Pines
A4. Crystal Silence
B1. Afro Blue
B2. Masquerade
B3. Patterns For The Sky
B4 . I Want To Be Where You Are
Dave Valentin(fl), etc
Producer, Arranged By, Conductor – Dave Grusin
Producer, Recorded By, Mixed By – Larry Rosen
Recorded and mixed at Electric Lady Studios, New York.