休みが待ち遠しい感覚が嬉しい。前夜は
仕事をぎゅうぎゅう遅くまでやって、日付が変わる前に布団にはいった。
渓流に出る前の晩は軽い昂奮。子供みたいだ。
4時に飛び起きて、支度をして出発。クルマの寒暖計は摂氏2度。標高をさほど上げなくても山間部は氷点下。路面を考え緊張する。
クルマを降りる頃は夜明け前の薄明。それから何kmか進むうちに、夜が明けた。
樹々は霧氷。気温が高い金沢で見ることができるとは、思わなかった。
水温は低く、魚は鈍い。それでも、誰もいない残雪の谷を幾つか歩くことができて、楽しかった。