George Coleman, Mike Stern, Ron Carter, Jimmy Cobb: 4 Generations Of Miles (2002, Chesky Records)
1. There Is No Greater Love 9:02
2. All Blues 7:03
3. On Green Dolphin Street 7:20
4. Blue In Green 7:28
5. 81 6:30
6. Freddie Freeloader 6:34
7. My Funny Valentine 10:01
8. If I Were A Bell 8:02
9. Oleo 5:02
Jimmy Cobb(ds), George Coleman(ts), Mike Stern(g), Ron Carter(b)
Recording Engineer: Barry Wolifson
Edited and Masterd by Nicholas Prout
Assistant Engineer: Phil Sztenderowicz
Produce: David Chesky
Assistant Producer: Charles Carlini
Executive Producer: Norman Chesky
Recorded at Mankor, NYC with a live audience May 12, 2002
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ジミー・コブ健在を知ったアルバム。実に驚いた。wikiをみると、ケリーとのトリオを解消した後、1970-80年代は目立った活動はない。サラ・ボーンの唄伴や、大学で教えていたようだ。(リッキー・フォードのアルバムで叩いていたようだ。)
だから2000年頃には、歴史上の人物だった訳だ。インターネットも今みたいに情報が溢れていた訳ではない。
だから、このアルバムを見かけたときは驚いた。歴史の中から浮かび上がったようだった。メンバーも渋い。マイルス・バンドのやや目立たない奏者をピックアップしているように思う。しかし、実はコールマン好きなんだよね。60年代のマイルス・バンドのテナーとしては。
聴いてみると、渋さ満点なんだけど、異色はマイク・スターン。We want Milesあたりと音色とか変わらず入っていて、このアルバムに独特の味わいを与えている。ただジャズをやっている、だけなんだけど、微妙な浮き具合がとてもいい。全て1960半ば位までのマイルスバンド雰囲気選曲なんだけど、そこにWe want Milesがブレンドされた感じで。
コブは淡々とコブらしく叩いているのだけどね。聴いてみて、スターンが面白いから。
このバンドはコブ以外は健在。しかしコールマンはこの後のアルバムは見かけないし、スターンは大丈夫かな。