1960年代のステレオであるザイトリン盤の、つぎは「本命」の1950年代のモノラル盤。ともに6 eye。
1956年発売のガーナー盤。これは、あまりイコライザの差が分からなかった。アルバム自体の音質がコロンビア盤としてはあまりよろしくない。ライヴ録音ということもあるだろう。もともと高音を強調したようなイコライズがかかっているような感じ。
1958年のMilestones。録音はニューヨークのColumbia 30th Street Studio。もと教会の、である。さすがに管の音の艶、録音バランス、残響どれも申し分ない。このアルバムの場合も、ザイトリンのアルバムと同じように、RIAAでの僅かなシンバルの音の誇張、全般的に高音が跳ね上がったような音場が補正される。僅かではあるが、音の落ち着きがよい。その僅かが嬉しい。