Resonanceのエヴァンスのアルバムに怒っているのだけど、同時に発売されたロリンズのアルバムについては、さほど酷い音ではない。重量盤にする意味は全く不明なのだけど。
このアルバムの目当てはハン・ベニンク。ドルフィーとの共演からICP設立までの期間の真ん中。メンゲルベルクとのカルッテットの他、デクスター・ゴードンやJ.R.モンテローズと共演していた時期。ジャズを叩くベニンクが好きなのだ。
後年ほど変態的なグルーヴをかまさないが、ちょっと変な感じのビートで揺らしたり、激しく叩き込んだりで、とても楽しませてくれる。ロリンズは泰然と吹いているが、時には煽られている。ああ面白い。