渡辺貞夫で最初に買ったレコードが「カルフォルニア・シャワー」。1970年代後半、週末のFM放送で流れるマイ・ディア・ライフの印象が強かったから。しかし、聴きたかったジャズからはほど遠く、それからは聴くことはなかった。CBSソニー時代のレコードの方が良かった、のだろうと思う。
先日のFM放送ジャズ・トゥナイト(12月18日 渡辺貞夫特集) を聴きながら、そんなことを思い出した。
初期の盤のハードバップは上手いが、あまり惹くところがない内容。大友良英の番組なので、多分出るだろうな、と思って、やはり出たのが高柳昌行。内田修コレクションが取り上げられた:
やはり素晴らしい演奏で、アヴァンギャルドも良いのだけど、個人的にはストレートなジャズの高柳が大好き。入手は岡崎の図書館へ ↑。
またCBSソニー時代のSadao Wtanabeでの高柳を含む電化サウンドもずっしり重く、マイルスコピーに終わらぬ日本のジャズの面白さを感じてよかった。改めて聴きたいと思った。
あわせて1960年代後半から1970年代の録音を聴いていて、富樫雅彦のSpiritual Natureに繋がる「日本」の音を感じたこと、それが「日本のジャズ」大好きなボクにとって良かったと思える番組だった。
番組プログラム:
https://www4.nhk.or.jp/jazz/x/2021-12-18/07/71131/4672823/ より
ジャズ・トゥナイト ▽シリーズJAZZジャイアンツ(31)渡辺貞夫
「Del Sasser」
渡辺貞夫
(7分20秒)
<キングレコード KICJ-8246>「Gypsy Jam」
※
(5分00秒)
<ユニバーサルミュージック UCCI9099>「異聞猿飛佐助」
オリジナルサウンドトラック
(1分34秒)
<ビクターエンタテインメント VICG5125>「Taboo」
渡辺貞夫クヮルテット
(7分10秒)
<日本コロムビア COCB-31021>「E Nada Mais」
渡辺貞夫とブラジリアン・エイト
(3分00秒)
<日本コロムビア COCY-80422>「Pastoral」
渡辺貞夫
(10分58秒)
<ソニーミュージックジャパン SRCS-9585>「Round Trip:Going & Coming」
渡辺貞夫
(6分20秒)
<ソニーミュージックジャパン SRCS-9359>「Mtoto」
渡辺貞夫
(6分58秒)
<ソニーミュージックジャパン SRCS-9591>「Tanzania E / Funky Tanzanian」
渡辺貞夫
(7分26秒)
<ソニーミュージックジャパン SICJ-332-333>「My Country」
渡辺貞夫
(1分36秒)
<ビクターエンタテインメント VICJ-61370>「California Shower」
渡辺貞夫
(5分33秒)
<ビクターエンタテインメント VICJ-18001>「Yardbird Suite」
渡辺貞夫
(3分50秒)
<ビクターエンタテインメント VICJ-23021>「Israel」
渡辺貞夫 & 高柳昌行
(6分33秒)
<岡崎市立中央図書館 OUJC-002>「My Dear Life」
渡辺貞夫
(4分48秒)
<ユニバーサルミュージック UCCJ-2011-2012>「Carinhoso」
渡辺貞夫
(3分10秒)
<ビクターエンタテインメント VICJ-61742>「夢見る人」
渡辺貞夫クインテット
(4分30秒)
<ビクターエンタテインメント VICL-65225>「Laura」
渡辺貞夫
(4分35秒)
<ビクターエンタテインメント VICJ-61790>
※2曲目の演奏者は「GABOR SZABO WITH GARY MCFARLAND & CO.」です。