K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Katerina L´dokova/Singularlugar: Travessia (2019) 透き通る音の心地よさ、が楽しめる

SINGULARLUGAR / TRAVESSIA

Katerina L´dokova/Singularlugar: Travessia (2019)
1. Jangada 03:05
2. Poeminho do Contra 03:40
3. Além Daquela Janela 04:33
4. Lembra-me Um Sonho Lindo 04:51
5. Cantiga Sem Nome 03:20
6. Que Amor Não Me Engana 04:38
7. Tu Que Derivas 03:30
8. Travessia 03:03
9. Florido 02:30
10. Cantas 03:08
Katerina L´dokova(vo, p), João Neves(vo), Diogo Duque(tp), Diego Cortez(fl)

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冒頭のトランペットとヴォイスの絡みにやられた。良い(ただしトランペットは冒頭だけ)。

DUのFBやtwitterには良く釣られる。それだけ良質な音の紹介が多い、ということだけど。これも最近、釣られたCDで久々に、この方面を聴いた。ちょっと柔らかく癒やされる音が、ささくれた仕事の日々に響く。

ベラルーシ出身でポルトガルで活動中の歌手カテリーナ・ラドコヴァのアルバムで、男性歌手ジョアン・ネヴェスとのグループSingularlugar名で出した2019年のアルバム。

内容的には、アルゼンチンのカルロス・アギューレ一派の線。透明感があり少し温度が低めのラテン音楽。そこにECMのエリーナ・デゥニのようなエスニック味が淡くつくような感じ。要はかなり好みの音。CDのジャケットの質感も初期のアギューレのアルバムを思わせるもので(DUのホームページでも紹介)、いい感じの質感。ボクは興味がないのだけど。

アギューレの音もそうだけど、ECMのような割増感がある陰翳の強さ、はなくて爽やかな感覚が残る。その分、意識に残る引っ掛かり、のようなものも少ないのだけど、透き通る音の心地よさ、が楽しめるから良い、と思う。

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