K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Freddie Hubbard: Keystone Bop (1981) あの頃のジャズ

Primary

Freddie Hubbard: Keystone Bop (1981, Fantasy)
A1. Spoken Introduction    0:26
A2. One Of Another Kind (Freddie Hubbard) 17:30
B1. The Littlest One Of All (Bobby Hutcherson) 9:12
B2. Body And Soul (Heyman, Eyton, Green, Sour) 9:42
Freddie Hubbard(flh, tp), Joe Henderson(ts), Bobby Hutcherson(vib), Billy Childs(p) Larry Klein(b), Steve Houghton(ds)
Engineer: Baker Bigsby
Mastering: George Horn
Mixing:  Ms. Bolognini, Jamie Bridges
Producer: Ed Michel, Freddie Hubbard
Recorded in performance at Keystone Korner, San Francisco, November 27 (side A) and 29 (side B), 1981
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1980年前後,ボクがジャズを聴きはじめた頃,は所謂主流派ジャズが少々盛り返した時期。コロンビアでの契約奏者を例に挙げると、ウッディ・ショウ、デクスター・ゴードン、ボビー・ハッチャーソン、本盤のフレディ・ハバードなどなど。ハバードで1974年から1980年がコロンビアで。本盤はその直後、ファンタジーに移籍した後。

このアルバムでも、そんな小康期の盛り上がりを懐かしく思い出させる元気な演奏を聴くことができる。モト?新主流派らしい強いドライヴ感、その割にちょっと軽いリズム・セクション、電気増幅が気になるベース。そこに重量級の3人、ハバード、ヘンダーソン、ハッチャーソン。60年代後半のブルーノート4000番台をアップ・デートした面白さ、がある。軽さ、も進化なんだろうね、多分。あ、それから曲が1970年代の匂いプンプンで、これまた愉しい。編曲も良いね。

特筆すべき演奏でもないのだけど、当時のジャズを絵に描いたような、ということが特筆事項なんだろうな。愉しいよ、聴いていて。

米盤の品質が最低だった頃のアルバムなので、盤質は駄目。驚くほどペラペラ。だけど良い具合に音が積み込まれていて、悪くない。ストリーミング音質よりは良い。

CDでは曲が大幅に足されているが、まあ印象は変わらない。