K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

雨の中夕暮れ後の城脇を通り抜けると

昨夜は大手堀脇のホテルで宴席。夕刻に自宅を出て、小雨のなかを歩いた。 途中、桜が綺麗な小道を通り、兼六園を抜けていく麗しい経路。しかし、数日の風雨で染井吉野は仕舞いで、花びらが路を覆っていた。慶恩寺の枝垂れ桜も染井吉野よりも早かったから、も…

染井吉野はお仕舞い

金沢の土曜日は嵐。雨に雷、霰も降った。染井吉野も大分と散ったようだ。花を愛でる余裕は全くない日々を過ごしている。

染井吉野はお仕舞い

金沢の土曜日は嵐。雨に雷、霰も降った。染井吉野も大分と散ったようだ。花を愛でる余裕は全くない日々を過ごしている。

駒村吉重:山靴の画文ヤ・辻まことのこと(2013)過ぎって行った人

山靴の画文ヤ辻まことのこと 作者: 駒村吉重 出版社/メーカー: 山川出版社 発売日: 2013/01/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 21世紀の今、忘れ去られる人の筈だ。既に関東大震災から100年の時が流れようとしている。震災後の混乱のなか惨殺…

Rolf Kühn: The Day After (1972) ヴァスコンセロスの打楽器が淡い彩りを

フィル・ウッズを迎えたキューン兄弟の盤。2種類のトラックがある。 ウッズが入ったトラック(A1,B1)は、ウッズの世界。グルンツとのヨーロピアン・リズム・マシーンと同じようなスピード感が楽しい。ヨアヒム・キューンのピアノも新主流派的な快演。速度感…

Cecil Taylor: Silent Tongues: Live At Montreux '74 (1974) 最初に買った彼のレコード

昨日、セシル・テイラーが亡くなった。特に感慨はない。巨星であるほど空高く、そもそもが現の人と思えなかったりするから。ジャズの巨人と呼ばれる数少ない生き残り、の一人だし。 最初に買った彼のレコードはコレ。1979年だから、演奏から5年あまり。カッ…

Brad Mehldau: After Bach (2018) バッハとの比較なんだから

今日、所用で金沢市内をクルマで走りながら聴いていた。先日、ライヒのアルバムなどと同時にNonesuchのショップサイトからDLしたもの。結構安価で嬉しい。 ボクは基本的にメルドーのジャズにはピンとこない。特にトリオ。いつだったかニューヨークで聴いたク…

忙しい日々に、忙しい桜の開花

新年度を迎え、忙しくしている。職場の前の桜がささやかな気休め。 金沢の桜は染井吉野率が低く、早咲きから遅咲きまで、案外長い期間楽しむことができる、例年だと。今年は2月から3月まで厳しい冷え込みが続いた。氷点下も度々、豪雪だけではない厳しさ。…

Han Bennink: Home Safely (1994) レコード聴くと、これが実に

あまりに素晴らしいので、レコードを入手。ディスクユニオンから出たもの。レコード聴くと、CDよりもドラムが前に出て、これが実に素晴らしい。ベニンクの「微妙にヘンな」ドラム、ブラッシのコスれる感じが脊髄を直撃。タマらないなあ。 [2019-4-3] 普通に…

Rolf Kühn: Don't Split (1982) ハズレのなかにも、しっかり聴かせる処が

東京のカフェで立て続きに1960年代中頃のキューン兄弟を聴いて、その素晴らしさに驚愕。ということでレコード、CDを聴いてみたが、いささかがっかり。1960年代の東欧に陰花の如く、ひっそりと存在したジャズ。その張り詰めた音空間に淡いアヴァンギャルドな…

佐々木秀人・関根敏行カルテット: Stop over (1976) 米ジャズへの純な憧れが香料となっているような

先般の東京のカフェ訪問は得るものが大きかった、と思う。正統的なジャズ喫茶の愉しみ、のようなものを直球で受け取った。 美味しい珈琲を呑む。盤が変わる、その瞬間、カフェの空気が入れ替わる。おっ、と思って盤に目を走らせると、店の主人と目があう。お…

Misha Mengelberg: Pech Onderweg (1978) ミシャのピアノを味わい尽くす

ミシャのピアノを味わい尽くすLPレコードだ。1978年のアムステルダムでのライヴ。 BVHAASTから出たアルバムが、最近ICPから再発された。ジャケットがAmy Mengelberg(家族、だよね?)の絵に変更されている。綺麗なLPレコード。 録音、演奏ともに、深く満足…