K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

Keshavan Maslak: Big Time (1981) 奇妙な味わいが通底するアルバム

休みはdead stockのレコード聴き。いつ買ったかも思い出せない。まずい。 このマスラクって、今はKenny Millionという名前でアルバムを出しているようだが、いつ改名したのか。そう思っていたら、1980年代も名前を2つ使っている。不思議なことだ。 これは英…

Miles Davis: Miles In Berlin (1964) 気になっていたモノラル盤

ブレイのついでに、気になっていたモノラル盤を聴く。随分前に購入していたが、ちゃんと聴いていなかった。このベルリンのライヴは独CBSがオリジナルでモノラルマスターから疑似ステレオ。それをモノラルで再マスタリングしたもの。全てアナログ機器でマスタ…

Paul Bley: Footloose (1962) 愉しい無駄遣い(BYGのモノラル盤)

ふとブレイのFootlooseのモノラル盤、仏BYGからのものを見かけた。安価。気になって購入。やはり、モノラルカートリッジで鳴らすと、とても強い音圧で、ブレイの強いタッチを実感。このアルバムはSavoy盤も早いプレス(オリジナルかどうか、よくわからないの…

やっとの尺岩魚

融雪が進み、山奥に入れるようになってきた。K太師匠と源流に入った。かなり渋かったのだけど、ようやく尺岩魚。師匠から一ヶ月遅れだった、

田舎暮らし

願って来た金沢なのだけど、それが日常になると、仕事や生活への不満が出る。改めて、日々を感謝しようと思い直しているところだ。 ある朝、山に出かけた。沢は例年になく水量が多い。大雪の余波。魚が出てこない。源流域を沢通しにつめていく。 緑が眩しい…

Louis Sclavis, Craig Taborn, Tom Rainey: Eldorado Trio (2009) 粟立つ音の快感

2009年のポルトガル・ポルトでのライヴ。随分前に行ったが、ポルトはいい街だった、のを思い出した。乾いた、海沿いの空気を思い出させるような、からっとした音が魅力のアルバム。楽器がピンとしてるように聴こえる。そして強い陽光のもとだから際立つ陰翳…

ECMのLPレコードカタログ

ECM

昨年に続いてECMのLPレコードカタログが発行された。ECMに直接レコードを注文すると、同梱してくれる。2枚購入すると、送料込みでDUよりは安価。昨年版は2冊入手していた。

(ECM1086/87) Keith Jarrett: Hymns Spheres (1976) ちょっとなあ

このアルバムに苦手感があって、ECMのレコード聴きを中断していた。30年以上ぶりに聴いてみると、やはり苦手かなあ。 ピアノ弾きがピアノのように弾いて、水彩画のパレットに色を沢山入れすぎて、滲んだような演奏が1枚目。2枚目になると残響を空間に置換…

Miles Davis: Final Tour: the Bootleg Series 6 (1960) minowa君の云った通りだった。

minowa君の云った通りだった。 MILES DAVIS & JOHN COLTRANE. THE FINAL TOUR 1960. 入荷しました。とんでもなく素晴らしいです。Kind of Blue. のオリジナル盤を超えているのではないかと思うほど高音質。現代のCD技術は素晴らしいです。 pic.twitter.com/5…

挾間美帆: The Monk: Lve at Bimhuis (2017) 様々な音像を

モンク曲集。挾間美帆が編曲・指揮で、演奏はオランダのメトロポール・オーケストラ。ライヴ録音。 ここ数日の通勤車内音楽。トロンボーン、バリトンサックス(吉田隆一、ジョン・サーマン除く)、ビッグ・バンド(ギル・エヴァンス除く)は苦手で、あまり聴…

Miles Davis: A Tribute To Jack Johnson (1971) ああ、ずっと聴いていたい

このアルバムのA面, Right offは何回聴いたか見当がつかない。コブハム、ヘンダーソンが刻む上でのマクラフリンが格好良すぎて、、、なのだ。creditを見て、ハンコックやグロスマンが入っていることに気がついたが、意識に残っていなかった。ギタートリオと…

Woody Shaw: At Onkel Pö's Carnegie Hall, Hamburg 1982 (1982) 眼前で響く

最近、発掘音源の発売が続くショウ。ショウのもとからゴードンのもとへ去った母親に連れられたショウの遺児(Columbiaのジャケットに写っている子供)が頑張っているようだ。 これは絶好調のColumbia期のお仕舞い方の時期のライヴ。CDとレコードがあるが、レ…

森本の里芋

昨日は釣りの後は、部屋の掃除。埃を拭き取り、床を拭いて気持ちよくなった。多忙や様々な理由で、気分の変調が心配なときは掃除や釣りが良い。心理的なヴェクトルが内向しない効果がある。パニック症候から森田式療法で快癒した知己の話を聞いてから、ます…

春のおわり

久しぶりに源流へ。未だ融雪による水量は多く、思ったよりは釣れなかった。とは云え、朝から昼までで27cm筆頭に6本なので、まずまずか。 さすがに積雪は点在程度。 渓流に餌を流しているとき、すっと糸が流れた、でも当たりはない。風が吹いたのだ。水面に淡…

Rahsaan Roland Kirk: The Return Of The 5000 Lb. Man (1976) 滋味のある優しい音

適当にカークのレコードを買っているものだから、何を持っているか分からなくなっている。とりあえず出して眺めてみたら、10枚くらいある。きちんと聴けていないことに気がついて、まずは晩年のレコード。 コーラス入りのアルバムで、名曲集のような選曲。聴…

Joki Freund: Yogi Jazz

Joki Freund: Yogi Jazz (1963)A1. Caravan (Duke Ellington, Irving Mills, Juan Tizol) 9:09A2. Aisha (McCoy Tyner) 3:46A3. The Carribean Ringo (Joki Freund) 4:19A4. Killer Joe ( Benny Golson) 5:29B1. HL 20 (Joki Freund) 11:22B2. Yogiana (Joki…

Beaver Harris: African Drums (1977) うーん厳しいなあ、でもウェアの入った曲は

昨日、JOE氏のtweetで懐かしい名前を見て、レコード棚から取り出した。 ちょっと驚きの新譜ラインアップ。Beaver Harris / Don Pullen の『360° Experience』がCD再発。https://t.co/LDl55nirIn — JOE (@JOE_as) 2018年4月16日 古いレコードについては、何…

金沢で最後に眺める桜

金沢で最後に眺める桜、が咲き出した。通勤途上なので、少し寄り道。 例年、GW間近まで咲いているが、今年はどうだろうか。

Tony Williams: Emergency! (1969) 皆、アレが好きなんじゃないか

ブルーノートの4000番台って、結構好きなのだけど、あの漆黒のなかで輝くような音を聴いた後でゲッツのsweet rainなんかを聴くと、コリアが運んできた清新な風のようなものが眩しい。このアルバムは真逆のほうに行った音。より闇は深くなり、世に云われるジ…

白山比咩神社で参拝

金沢に来た友人を連れて白山比咩神社へ参拝。参道を歩きたくて、鶴来の市街地を抜けて、参道前の駐車場へ。 雨上がりで、木々が神々しく、参道の美しさに息をのんだ。 ボクは白山比咩神社が好きだ。素朴な山岳信仰が息づく場所。伝統的な存在であるようで、…

釣った岩魚を喰らう

前職の頃の山友達が金沢に来た。その朝に釣った岩魚を、知り合いの呑み屋で焼いてもらうことに。 河畔で魚を捌いて、綺麗に。 刺身をつまみながら、焼き上がりを待つ。関東から来ると、刺身は格別のようだ。丸葉春菊のサラダ、ホタルイカと山菜の天麩羅など…

近所でひと釣り

本日は前職の山友達が来るので、夜の肴を釣りに。大雪の名残で水量がとてつもなく多く、徒渉ができない。ごく限られたポイントで糸を垂れた。 水温10℃。短時間であったが、27-8cmの岩魚が3本。その重みを楽しむことができた。

John McLaughlin: Extrapolation (1970) 鋭いキレ、が楽しい

月光茶房、CAFE INCUS訪問で、欧州、それもECM外の芳醇な世界を覗いてしまった。以来、ちょっとあかん。レコードが増えている。 この盤はマクラフリンが英国で吹き込んだもので、マイルス・バンドへ参加した頃じゃなかろうか。ボクはマイルスの電化アルバム…

次々届くレコード

次々とレコードが届くが、聴く時間がない。仕事ストレスの代償行為、のような気がする。 ウッディ・ショウの発掘盤がレコードで。それから昨年のパスコアールの新作。日本に来るけど、行く算段できるかなあ。CDはエルンスト・グレラムのアルバム。これがまた…

Rolf Kühn, Joachim Kühn: Transfiguration(1967) キューン猟盤のその後

東京でRolf Kühn, Joachim Kühnのバンドを聴いて、惹き込まれた。しかしその輝きは1960年代の一瞬にあるということも分かってきた。ヨアヒム・キューンは達者なのだけど、その音楽の振幅が大きく、芯のようなものが分からない。その部分に引きずられて、その…

渓流用の靴(キャラバンの渓流シューズ)

渓流用の靴を購入。昨年購入したものは底が減っていた。怖い。年1足のペース。ソールの張り替えをやっていたように思えるので、古い靴は張り替えへ。 ウェーダーよりも快適。 キャラバン KR_3 メンズ 670ネイビー 0035011 27.0cm 出版社/メーカー: キャラバ…

金沢・浜長:今年はじめての鮎(若鮎の塩焼き)

接客の会食で浜長へ。今年はじめての鮎、若鮎の塩焼きを頂いた。毎度の黒帯の燗で頂くと、美味い。お客にも満足頂いた、と思う。

ストレス買い

忙しすぎて、ストレス買い。やりすぎだなあ。

Billy Harper: Capra Black (1973) その固い感じが

今日届いたレコード。Strata-eastをぼちぼち聴いている。ジャズ聴きはじめの頃、チコ・フリーマンが若手の旬だった。その少し前がビリー・ハーパー。1960年代後半のブルーノートで活躍した奏者達から繋がっていく、好みの演奏。A面がそんな印象で文句なし。B…

寒冷前線通過の朝

朝、目覚めると、モノクロームの世界。墨を流したような空。 地と空の境界線が次第に割れて、時折、光りに包まれた銀嶺があらわれる。 それも束の間。鼠色の低層雲が覆いはじめ、雷鳴が轟く。 窓硝子で霰が弾ける音が忙しい。その間、30分ほど。 騒動が終わ…