K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

冬の晴れ間を歩く

今年の冬は雪が少ない。今日は天気がまずまずだったので、歩いて出勤。隣市までの6kmを1時間で。気温は低いが、汗をかいた。空を見ながら歩いていると、移ろう表情が面白く飽きない。 上菊橋から犀川越しの医王山。 電線だってコントラストだ。

金沢東山・みつ川:ようやく行った

最近はレコード買いすぎで、飲食は控えめに引き籠もっている。仕事以外では。 昨日は久方ぶりにJ君を誘ったら、予約が入っていたという鮨のみつ川に割り込ませてもらった。泉野のバーの亡き店主Nさんに随分聞いていたが、行けていなかった店。最近は東京進出…

小田朋美: グッバイブルー(2018) 日本語の歌詞の曲は苦手感が強かったのだけど

長い間、幾つかの例外を除いて、ヴォーカル、トロンボーン、バリトンサックスのアルバムは苦手だった。最近は例外が増えすぎて、どうもそうではなくなったようだ。日本語の歌詞の曲は、言葉の力が強いため、特に苦手感が強かったのだけど、それも無くなって…

新春の近所のバーとじゃがたら

J君、Hちゃんと東山で呑んだ後、近所のバーにちょっとだけお年始。 明けましておめでとうございます。 お目当は暖かい高い所。つまらないなあ。 Yさんと話してたら、昔、気になっていたアルバムがわかった。 横浜のジャズフェスで呼ぼう、なんて話をしていた…

Myra Melford and Snowy Egret: The Other Side Of Air (2017) 録音のバランスが気になる

先日DLしたアルバムが良くて、これも聴いてみる。 Spotifyで聴くことができる。 フリー・ジャズと(所謂)現代ジャズの間で、ライヴよりは割と現代ジャズ的な仕上がりのアルバム。良く曲が作り込まれていて、聴きやすい。多くの年間ベストに挙がっていた、こ…

Yulianna Avdeeva: Chopin. Mozart. Liszt(2015) 美音の種類がこんなに

クレーメルのアルバムで、クレーメル抜きの曲(正確には曲のアレンジに参画)に入っていたピアノ奏者ユリアンナ・アヴデーエワ。最初の数音で気になって仕方が無かった。 実にピアノの響きが美しく、快感指数が高い。ということでCD入手。最近、ディジタル音…

シルヴァンマンジョ:革命中国からの逃走―新彊、チベット、そしてブータン(原著1974年)

革命中国からの逃走―新彊、チベット、そしてブータン 作者: シルヴァンマンジョ,Sylvain Mangeot,山本真弓,乾有恒 出版社/メーカー: 柘植書房新社 発売日: 2007/09 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る こ の冬休みに読んだ本。中国人の実業家であ…

空の景色、山の景色

今日は曇り後、晴れ。 明るくなってから、朝食を摂らずに直ぐに金石のほうへ。消化器系の受診のため。 曇り空だった。山は案外よく見えていて、淡い茜色の朝日を浴びていた。 帰宅した昼過ぎには快晴。北陸らしからぬ天気。検査後、腹が張って、外出できない…

Myra Melford: 12 From 25 (2015) 新年早々ハマったアルバム

年末からの「ベスト物記事」をつらつら読んでいると、マイラ・メルフォードのSnowy Egretが随分とあがっている。昨年後半から名前をよく見かけるから、気にはなっていたが、少し聴いても引っかかりがなかった。それが何故か、分からないのだけど、何故かタマ…

Gato Barbieri: Bolivia (1973)  透明度ゼロの音の濁りが

暮れから新年は、ECM new seriesばかり聴いたから、反動の一枚。 近所のバーで呑みながらブルースを聴いていると、これはアメリカの演歌なんだよな、って酔いながら思うのだけど、演歌っぽいジャズというと、まずはバルビエリのテナーを思い出す。彼のフリー…

(ECM2538/39) Gidon Kremer: Mieczysław Weinberg/Chamber Symphonies, Piano Quintet (2015)のうちPiano Quintet

新年最初はこのアルバムのなかのピアノ・クインテット。昨年、実に良く聴いた。冒頭の甘い音色にやられた。音響的な面白さ、昂奮という意味では、クラシック・現代音楽、アヴァンギャルドなジャズ・即興音楽も同じような愉悦を生むのだけど、クラシック系の…