K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

金沢・若宮大橋のあたり:雨交じりの大きな空


若宮大橋のうえには、雨交じりなのだけど、金澤の大きな大きな空が広がっていた。これを見たいから、犀川沿いに下流へ向かうのだ。

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金曜日の夕刻からの大風は嵐のようだった。色づいていた木々は殆どが落葉し、かなりはっきりとした冬へのギアチェンジとなった。そんななかで、冬から少しだけ距離をおいたような暖所のような処で、遅くまで呑んで時間を過ごしていた。やれやれ。

土曜になってはっきりしない天気なのだけど、痛めた右足の回復がとても気になっていたので、雨交じりのなか走りに出かけた。犀川沿いに若宮大橋まで。若宮大橋からみえる白山を頂きとする県境の山嶺が好きなのだ。それに金澤の街が箱庭のようにボクの掌にのるような感じで見えるのも楽しい。今日の空は高い雲や低い雲が勝手な感じで散らばっていて、頭のうえは青空だし、西の空はとても複雑な畳み込んだような雲の隙間から光がこぼれていた。

どうしても足が心配だから、ゆっくりと走った11km、一時間弱。結局,足の違和感もなく、なんとか足が復活していることが分かったので、ほっとしている。秋頃のペース(47分/10km)は戻ってくるかな、と気になりだした。嬉しい心配。

走り終えて、長良坂を登って、うつむき加減で歩くボクの目線の先には、押葉のような落葉が続いていて、なんとなく去ってしまった秋のことをぼんやり考えたりして歩いていた。そんな静かな週末は本当に久しぶりだった。