K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

金澤・東山:so-bar 音湯(otoyu) 開店早々に出かけたジャズ・バー

 先週末、東京からやってきた風狂な知人を迎える宴を橋場のオデン屋でやった(そこは安くてウマシ)。その後のもう一杯で主計町から東山へ若干の千鳥足放浪。人数が6人と多めだったからね。何店かあたってダメで、ゴーシェへ向かってみた。表通りから一本入った裏通り(隠微で好き)にあるゴーシェは閉まっていて(何故?)、隣に新しい店が開店していた。ああ、ウワサの「昼は蕎麦屋、夜はジャズ・バー」かと合点。新しい店なので、広い店内には客はいなかった。ということで、酔客6名はカウンタから遠いテーブル席へ。

 凝ったオーディオ装置の店とウワサに聴いた通り、マッキントッシュのパネルが光り輝いている。うーん。スピーカは何だろう、大きいな。天井の高い店内にクリアな音が抜けていた。

 すっきりとした今風の音。とても良い音だと思うんだけど、しっかり聴くと自宅との差が気になりそうなので、気持ちを酒に持っていった。

 残念だったのは、ジャズ・バー固有のオーラ(分かるよね)が感じられなかったこと。たまたまかもしれないけど、ジャズ好きの店主(風のヒト)が居なかったので、選曲含め、ジャズ・バーとしての記憶がスッポリ残っていない。酔っているコッチもあかんのだけど。穆念、LaFaro、Yorkのいずれも、ボクの好き嫌いはあるのだけど「店固有のオーラ」はあるよね。まあ開店早々なので、まだ魂注入中なのだろうな(あるいは、オシャレ風バーのツールとしてのジャズなら、上手くいっていると思うのだけど)。このあたりが気になるので、また来てみようと思う酔っ払いでありました。

追記:全員、テキトーに二杯呑んで平均2000円強だったので、感覚的にはお手頃。気軽な感じです。