K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Stone Alliance: Marcio Montarroyos (1977) 今につながるオトを聴く

 随分前に買って放置していたLP。棚の整理をしていたら見つかった。30年程前に「第二のウェザ−リポート」と持ち上げた記事を何回かSJ誌で読んだ記憶がある。でも一般的な人気は出なかった。まあメンバーがなかなかの力量なので今でも十分聴かせるジャズ。ザヴィヌルの編曲が行き届いてナンダカナーになった最終期のウェザ−リポートと比べると、今につながるオトを聴くことができる。劣化が少ないのだ。なかなか美味しいオト。

 どのトラックも好みなのだけど、白眉は何と云ってもパスコアールがゲスト参加したB1。彼のキーボードで空気がマジカルに変貌。緊張が漂う。フルートのソロも聴かせる。何回か聴いたけど聴き飽きない。素晴らしいなあ。

 最終トラックのA Child Is Bornも意表を突くけど、いい味だなあ。

 ごちそうさまでした。70年代は美味しいね。

 

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私が持っているLPレコードはテイチク盤。

タイトルはStone Alliance。LPジャケットは違いますが、

入手可能な写真を掲載しました。

Stone Alliance: Marcio Montarroyos (1977,PM)
   A1. Hey Bicho, Vamos Nessa
   A2. Risa
   A3. Rua Da Boa Hora
   A4. Libra Rising Menina Ilza
   B1. Menina Ilza*
   B2. The Greeting
   B3. On The Foot Peg
   B4. A Child Is Born

Steve Grossman(ss,ts), Gene Perla(b), Don Alias(ds,perc)
+ Marcio Montarroyos(tp), Hermeto Pascoal(p,fl)*, David Sion,Dom Bira(perc)