K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

TANNOY Arden Mk-IIでECMを聴く(その2)聴いたレコード達

 ECMレコードのキャッチフレーズは、The most beautiful sound next to silence。かなり本気で、それを信じている部分はある。軽く残響のある音が美しく響く。北欧の低い温度感の音を楽しむことができる。彩度はとても抑制されているのだけど、音が感情の奥底に沈殿していく過程で、鮮やかな色彩感を与える瞬間がある。そんなことが嬉しくて、30年以上、アルバムを手に入れ続けている。

 最近、改めて分かったことは、特に70年代から80年代中盤までのアナログ音源の場合、やはりCDよりLPレコードの音質が美しく、細部にわたって音を楽しむことができること。また、K君とLPレコードのプレスの違い:西独盤(初期プレス)、西独盤(後期のプレス)、日本トリオ盤、日本ポリドール盤、米ワーナー盤、米ポリドール盤など、を聴き比べると、西独盤の音の清澄さが際立っていて、また初期プレスのほうが気持ち「前に出るような感じ」であることが分かった。ビョーキの議論なんだけど。

 さて、土曜日の夜のレコード・メニューは以下のとおり。忙しいので、コメントはゆっくり追加する予定。

 

(1)音のチェック

素晴らしい録音のアルバムで少し聴いてみる。

(2)ECMレコードの紹介(代表作)

キースジャレットのKoeln Concertはボクが最初に聴いたアルバム。

(2)ジャズの中でのECM:西海岸の抑制された音から生まれた音楽達

ECMとボッサって、異母兄弟のように思える。村井本で知ったジミー・ジェフリーとECMの関係。Verveのアルバムが、Re-masteringでECMサウンドになってしまう驚異。マイルス・デイヴィスKind of Blueはステレオのオリジナルとビル・エヴァンスはモノラルのオリジナル。後年のプレスとの音の違いもくっきりと分かる。

(3)ECM三昧

解説はゆっくり書き足す予定。

(4)ECMでのプレスの違いによる音の違い

それぞれ、西独盤と日本盤の聴き比べ。サンベアはマスターが日本録音(沖野さん)なので、日本盤で十分な気がする。ただ、音が柔らかく優しい感じになるのは、日本盤の材質のレシピのためか、日本盤固有の傾向(ECMに限らず全て)と思える。ケルンはトリオ盤の音の悪さ、テープ・ヒスが目立つ事が改めて認識できた。

(5)お仕舞のころに録音の良いアルバムを少々

マイルスはステレオ・オリジナル、ビル・エヴァンスはモノラル・オリジナル。あとK君が好きなボボ・ステンソンのDragon盤。どれも音が良い。ビル・エヴァンスのライヴは、同じ録音のDebbyと比べるとクラブの雰囲気が強く残っているような気がするが、気のせいか。最後は「不思議の国のアリス」で締めくくり。夜半を少々回っていた。

 K君、参加者の皆さん、ありがとう。楽しかった。運転もあり、アルコールなしだったのだけど、音に酔ってしまい、驚くほど疲れていた。心地よく、眠る事ができた。