Weather reportの発売のあと、ドラム・パーカッションのメンバーを変えて日本公演。1972年の1月に日本ツアー。その東京公演が残されている。ボクがこれを入手したのは1982年。CBSソニーから2800円の廉価盤が出たからだ。マイルスのアガルタ、パンゲア、ダーク・メイガスと一緒に購入した記憶がある。これら全ては日本盤のみで、安価だった米盤がなかったのだ。
本田俊夫の司会(イソノテルヲよりは良いが時代がかっているなあ)からはじまるライヴは、全体が集団即興の塊。スタジオ録音の前作と比較すると、打楽器を含めたグループ表現がより闊達であり、かつ遠くの目標に向かって全力で駆け抜けるような疾走感、すら感じさせるグルーヴが凄い。
ヴィトウスの云うirect conversationとparityが存分に発揮されているライヴ。
正直に云うと、購入当時の34年前、冗長な感じがして、ほとんど聴いていなかった。その頃、同時に買ったアガルタA面最後からB面にかけての、マイケル・ヘンダーソンのチョッパーがヤケに気に入った、ことだけを覚えている。
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Weather Report Live In Tokyo (1972, CBS Sony)
(Disc 1)
A. Medley: Vertical Invader / Seventh Arrow / T.H. / Doctor Honoris Causa 25:50
B. Medley: Surucucu / Lost / Early Minor / Directions 19:08
A. Orange Lady 17:15
(Disc 2)
B1. Medley: Eurydice / The Moors 13:42
B2. Medley: Tears / Umbrellas 10:26
Wayne Shorter (ss,ts), Joe Zawinul(p), Miroslav Vitous (b), Eric Gravatt(ds), Dom Um Romao (perc)
Recorded on January 13, 1972, at Shibuya Philharmonic Hall, Tokyo