昨日の記事の通り、今更なのだが、macOS Sierra上でのAudirvana Plus 3のDirect modeが動作しない問題に直面:
確かに、苛つく程に、音の鮮度が低下。参った。
という事で、前掲の記事で引用した「音関連のシステムファイルIOAudioFamily.kext」を、Direct modeが動作したOSX El Captanのものと入れ替える作業を行った。内容は以下のサイトの手順でばっちり。
Mac OS Sierra で不採用となったDirect Modeを復活させる手順 – IT trip
備忘のため、自分で実行した手順を記載する。
(1)OSX El CaptanのIOAudioFamily.kextの入手
・問題のMACminiはタイムマシンを繋いでいない。動作がもたつくことが心配だからだ。このファイルは職場のMacbook airに繋いであるタイムマシンからコピーしら。1MBに満たない小さなファイル。
(2)SIPの無効化
Audirvanaを使うPCのSIPを無効化する。リカバリモードでのターミナル上でコマンドを打つだけ。仔細は以下の記事の通り。本当に簡単。ただし、リカバリモードの立ち上げに少し時間がかかるので、少し心配になった。
Mac OS SierraでSIPを無効にする方法(非常に簡単でした) – IT trip
(3)PCを再起動後、IOAudioFamily.kextを入れ替え
当該ファイルの格納場所は、/System/Library/Extensions 。フォルダへの移動、を使う。そこにOSX El CaptanのIOAudioFamily.kextをコピーすると、もともとのSierraのものとの入れ替えを行うか、聞いてくるので、入れ替えを指示。
(4)OnyXでファイルのアクセス権の修復
ここでシステム障害の警告が出たので、OnyXでファイルのアクセス権の修復を実施。もともと使っているFree SWなので実施。仔細は下記リンク。時間は少しかかるが、気長に待つこと。途中、カーソルがクルクルまわっていて、少し不安になるが放置。
El Capitan 以降の OSX でアクセス権の修復を手動で行う (フリーソフト OnyX を使う方法)
(5)再起動
前掲の記事では立ち上がるまで2時間とのレポートであったが、私の場合、通常の起動と同じであった。
(6)Audirvana Plus 3のDirect modeをonにする。
ばっちりonになる。
(7)SIPの有効化
これも下記記事を参考に。
Mac OS SierraでSIPを無効にする方法(非常に簡単でした) – IT trip
以上で完了。1時間もかからない作業。バージョンアップごとに対応してもいいかなあ、という感じ。ただ、少し安定性を毀損したような感じはある。DA変換器(プリアンプに内蔵)が、僅かに固まりやすくなったような気がする。大きな問題は、今のところはない。