ここ数年の新譜やフリーばかり聴いていると、何か「もやっと」脳内がネジれる感覚があって、またそれが愉しいのだが、はっと疲れるときもある。
そうだ、って思い出してウッディ・ショウを聴いてみたら、モヤモヤを吹き飛ばす内容。1970年代の後半、ショウのグループが放つ鋭い光、まっすぐな光跡は気持ちを掴んで離さない。企画モノよりもライヴに尽きる。スピード感に溢れた各人のソロ、グループ表現。マシューズのピアノも転がるようにドライヴするし、ヘイズのキレも良い。当時(1979年)、ボクが好きになったジャズが詰まっている。
このアルバムはドラムのヘイズのグループじゃないかな、とも思うが、当時のショウのグループのひたむきな熱さを共有する演奏。やはり、いい。問答無用。
2000年前後、ショウのライヴが発掘されはじめて驚喜。当時は関西で働いていたので、東京出張の折、御茶ノ水に寄って鞄をCDで膨らませて帰ったのが懐かしい。
再びライヴアルバムが発掘されるようだ。
LAUSANNE 1977-SWISS RADIO DAYS JAZZ
- アーティスト: LOUIS HAYES/WOODY SHAW
- 出版社/メーカー: TCB
- 発売日: 2009/04/01
- メディア: CD
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新発掘盤はコレ。手配した!
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Louis Hayes, Woody Shaw: Lausanne 1977 (1977, TCB Records)
1. In Case You Haven't Heard(tracks) 15:25
2. Moontrane(tracks)15:39
3. Contemplation(Wayne Shorter) 8:08
4. Jean-Marie(Ronnie Mathews)13:35
5. Bilad As Sudan(René McLean)19:16
Louis Hayes(ds), Woody Shaw8tp, flh), René McLean(ts,ss), Ronnie Mathews(p), Stafford James(b)
Released: 1997
Recorded at Salle d'Epalinges, Lausanne, Switzerland on February 4, 1977.