久々の久々の古い原盤。UA盤というと、ビル・エヴァンスのundercurrentやエリントンのmoney jungleなどがある。長く音が悪いと思っていたが、それはキングでの再発盤の問題である、と最近知った。くぐもったような、彩りのない音。
しかし原盤を手にして、undercurrentでのジム・ホールのギターのカッティングの鋭さや、money jungleでエリントンのピアノの音響の激しさ、を知ると、テイラーのこの盤も原盤で欲しくなった。
探していた訳ではないが、ハンペルの盤を探しているときに、同じオーストリアのディーラーで格安で出ているのを発見。どうも当時のプロモート盤のよう。モノラル・カートリッジで聴くと、調性を外したエリントンのような迫力。
久々にいいなあ、というレコード。