Paul Bley: At Copenhagen Jazz House (1992, SteepleChase)
1. Woogie (Paul Bley) 16:37
2. Check (Paul Bley) 8:28
3. Don't (Paul Bley) 12:43
4. Decade (Paul Bley) 5:55
5. Furioso (Paul Bley) 4:13
6. Bye (Paul Bley) 7:53
Paul Bley(p)
Recording: Jacob Götz
Producer: Nils Winther
Recorded "live" at Copenhagen Jazz House, November 5, 1992
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SteepleChaseでのブレイは、初期のアルバムこそ先鋭的で、また電気ピアノを妖しく響かせる、なかなかの作品であったと思う。NHOPとのデュオのこと。あるいはチェット・ベイカーとのデュオで深淵を覗くような闇を感じさせる、それも痺れたな。
その後の1980年代後半以降のアルバムは保守的、というか普通のジャズだったりするので、ブレイの微毒に酔いたい気持ち、を満たすものはない、ような気がする。ちょっと、いや、とても物足りない。ECMのアルバム群は、最初の打音でやられちゃうのにね。
さて、このSteepleChaseのソロ・ライヴを聴いてみたが、案外良い。鋭角的に刺してくるような音は乏しいが、ちょっとした安らぎがある。しかし、また思う。ブレイの微毒に酔いたい気持ち、は満たされたか？
やはり微妙だな」。
