CDは極力中古で安価に、できればBandcampでデータが嵩高くならないので良い、という考え。そうなんだけど、即刻欲しい物も稀ならず結構な頻度で。
新しい録音は今井和雄カルテットのみ。今井和雄(elg)、藤堂勉(b-cl,ss,as)、井野信義(b)、山崎比呂志(ds)。藤堂勉は藤川義明改め、である。実に懐かしい名前。高柳昌行のニューディレクションの衣鉢を継ぐ、という表現になるのだろうが、得体の知れないスケール感がある今井和雄にしては、「伝統的な」フリージャズをしっかり聴かせた、という驚きがあった。メンバー故か。
日野元彦は1970年代の流氷時代のライヴ、ならば買わなきゃいけないよなあ。ギーターは渡辺香津美、サックスは清水靖晃なんだよね。ライヴだけあって、怒涛の日野元彦を楽しめる。
富樫雅彦と高橋悠治のデュオは1988年。富樫雅彦の打音が素晴らしく、熱く冷たい。高橋悠治の電子音が実に面白い。実験音楽の流れを汲むような鋭さ、といおうか。
最後は1986年のライヴ。小山彰太、林栄一、國仲勝男。このメンバー、稲毛のキャンディで聴いたのは2010年頃。良かったな。このCDも早く聴かなきゃ。ちなみに、このアルバムはレコードで出たことがあるようだ。オークションでは、どえらい価格。