Andre Previn: Like Previn !
1. Rosie Red
2. If I Should Find You
3. Sad Eyes
4. Saturday
5. Tricycle
6. I'm Mina Mood
7. No Words For Dory
8. Three's Company
Andre Previn(p), Red Mitchell(b), Frankie Carp(ds)
誰でもそうなのだろうけど、季節の変わり目は心身ともに調子がでない。この間まで、夜半過ぎにはセーターを着ても震えていたのだから。暖かな陽気なのだけど、華やいだ気分からは遠い、ボクのなかでは。少しだけ忙しいこともあるのだけど。
毎日のようにCDが届く中、いい音も随分聴けているのだけど、少々疲れ気味。だから、古い録音のLPレコードを暫く聴いてみようと思う。今夜聴いたのはアンドレ・プレヴィンのジャズ・アルバム。最近,入手したLPレコード。センスがいいContemporaryの割にジャケットの趣味が良くないけど。
聴いてみると、プレヴィンのピアノの冴えは相変わらず。華麗にスイングする音はとても魅力的。昔は何となく楽しいだけのジャズは敬遠していたのだけど、「楽しくスイングするだけ」のジャズって疲れたときにはいいものだ。それに加えて、Red Mitchellの手堅いベースが刻む音が心地よい。
呑み屋で一緒になることが多いF氏が酔うと、オスカー・ペティフォードがいいんだ、って云うのだけど、ボクはモンクとの共演盤(リバーサイドのトリオ)でしか知らなくて、手堅い印象しかない。ゴメンなさい。その代わりと云ってなんなのですが、Red Mitchellもとてもいいですよ。このLPのB面でのプレヴィンとの丁々発々のやりとりは、後年の高音をやたらとギターみたいに弾く「彼ら」とは異なる低音でブロウする快感に満ちているのだ。聴いてみてくださいまし。