K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Andre Previn: Like Previn ! (1960) 改めてRed Mitchellの低音でのブロウがよくって


Andre Previn: Like Previn !
   1. Rosie Red
   2. If I Should Find You
   3. Sad Eyes
   4. Saturday
   5. Tricycle
   6. I'm Mina Mood
   7. No Words For Dory
   8. Three's Company
Andre Previn(p), Red Mitchell(b), Frankie Carp(ds)

http://www.amazon.com/gp/recsradio/radio/B000000Y9Q/ref=pd_krex_dp_001_001?ie=UTF8&track=001&disc=001 で試聴できます.

 

誰でもそうなのだろうけど、季節の変わり目は心身ともに調子がでない。この間まで、夜半過ぎにはセーターを着ても震えていたのだから。暖かな陽気なのだけど、華やいだ気分からは遠い、ボクのなかでは。少しだけ忙しいこともあるのだけど。

毎日のようにCDが届く中、いい音も随分聴けているのだけど、少々疲れ気味。だから、古い録音のLPレコードを暫く聴いてみようと思う。今夜聴いたのはアンドレ・プレヴィンのジャズ・アルバム。最近,入手したLPレコード。センスがいいContemporaryの割にジャケットの趣味が良くないけど。

聴いてみると、プレヴィンのピアノの冴えは相変わらず。華麗にスイングする音はとても魅力的。昔は何となく楽しいだけのジャズは敬遠していたのだけど、「楽しくスイングするだけ」のジャズって疲れたときにはいいものだ。それに加えて、Red Mitchellの手堅いベースが刻む音が心地よい。

 呑み屋で一緒になることが多いF氏が酔うと、オスカー・ペティフォードがいいんだ、って云うのだけど、ボクはモンクとの共演盤(リバーサイドのトリオ)でしか知らなくて、手堅い印象しかない。ゴメンなさい。その代わりと云ってなんなのですが、Red Mitchellもとてもいいですよ。このLPのB面でのプレヴィンとの丁々発々のやりとりは、後年の高音をやたらとギターみたいに弾く「彼ら」とは異なる低音でブロウする快感に満ちているのだ。聴いてみてくださいまし。