K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

雨期(かな?)のBangkokにやってきた朝


一昨日は日帰りで都内へ出かけた。昨日は朝の仕事を片付けて、職場を飛び出して小松に向かった。小松から羽田、そして成田へ。もう夕刻になっていた。

夕刻からのフライトでバンコクに向かった。南西の方角、沈む陽を​追いかける軌跡を描く航路なので、とても長い夕暮れを過ごした。​時間が引き延ばされたような可笑しな感覚を楽しんだ。 もともと時間の感覚が狂っているのにね。

6時間のフライトの半分は日本という弧状の島嶼の縁を辿っていく​。とても大きな国。沸き立つ東支那海をみながら、そんなことを考​えていた。そのあとフォルモサ(美しく麗しい島)と呼ばれた台湾を越えて印度支那半島に飛び込む頃には漆黒の闇の中。

昨夜は夜半前にホテルに着いた。荷物を放り出して近所のバーに出かけた。ホテルがある路地soiには香草の匂いが満ちていて、力が抜けていく。路地に口が開いていて、路地風に吹かれながら呑むシンハーが好きなのだ。給仕のなかに知り合いがいた。久しぶりね、とニッコリ。かれこれ4年くらいきているので、こんな感じ。酔うまでの時間をゆっくりと過ごした。

気温28度。避暑感覚の熱帯滞在​。この地の夏は5月、水かけ祭りソンクランの頃。今は日本よりも​涼しい。よくわからないのだけど、まだ雨期かな。雨まじりのバン​コク。思い起こすと、ほとんど全部の月に来ているのだけど、雨期​の6月は体験していない。7月もはじめてかもしれない。スコール​でない雨ははじめて。

バンコクは料理が美味しい街。金澤が好き、という感覚とバンコクが好きという感覚は脳幹の同じ部分が司っている感覚がある。そのバンコクでの食事なのだけど、結局のところ定宿で食べ​る朝食が一番しっくりくる。濃厚な卵焼き、鳥ミンチボール、生姜​、葱をたっぷり入れたお粥、イスラム教徒用の野菜・鳥料理(ハラ​ル)、最後には果物にたっぷりヨーグルトをかける。だから昼食は​いつも食べない。今朝もなんだか一日分を食べてしまって、気持ちよくなっているのだ。