K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Seattle: Nijo 米国で食べる寿司

 米国に年数回訪れるようになって20年弱になる。今は学会だけなのだけど、米社と共同でプロジェクトをやっていた時は10回/年の年もあった。嫌いじゃないのだけど、強い動機が足りない状態で来る米国は、そんなに楽しい所じゃない。ジャズを聴くという観点では、西海岸で美味しい体験はない。やはりボストンとかニューヨーク。

 米国に来て間違いなく美味しいと思うのはステーキ。赤味で脂身が少ないので、美味しい。霜降りは苦手なんだけど、米国のステーキはサッパリしていて肉の旨味が溢れていて、沢山食べられる。いつだったか、ボストンの高級店に行くと、店中央の硝子張りの向こうに肉が幾つもぶら下げてあって、それぞれ吊してからの日数が異なり、好きなモノを注文できた。さすが肉食の本場だと思った。

 金沢に住んでいてなんだけど、米国の寿司「Roll」も案外美味しいと思うことがある。アレはSushiという名の食物であって、寿司ではない。寿司に限らず、米国でアレンジされた和食って、案外美味しいと思うことが多い。台湾で食べた和食の微妙な違和感、のようなものがない。多分、日系メーカの醤油を使っているからだろうね。

 シアトルでは友人の誘いで海岸近くの和食Nijoで寿司。なかなか美味しく楽しめた。ここでは穴子と胡瓜のRoll(Dragonだったか)もイケタ。

 米国での多くの和食屋と同じように、韓国系のように見受けられる店主に手を振りながら店を出た。体が少しよろこんでいることが分かる。