ボストンとともにテキサス・ダラスには随分行った。10回以上じゃないかな。東海岸とも西海岸とも違う、多分、保守的な土地柄なのだろうけど案外居心地の良い場所。男は短髪、ヒッピー野郎(古い!)なんかはいない。女はロングかセミロング、とても女っぽい。男が男で、女が女、そんな土地。いつだったかバーで隣り合った女性が、ボクの仲間に云った。テキサスではな、女は結婚したらすぐ子供を作るのよ。娘が結婚したけど、孫はまだできていない、と話をしていたボクの同僚(日本人)が眼を丸くしていたのが可笑しかった。そのとき、件の女性が”In Texas,”にとてもアクセントを置いていたのが未だ記憶に残っている。今回の仕事で一緒になったSさんも、その場に同席していたので、再びそんな思い出話になった。そう、ボクたちはTexasに居るのだ。
そんな訳でカルフォルニアでモダン・フレンチを探したり、マサチューセッツでイタリアンを探したり、そんなようなことをテキサスではしない。まずは肉食。In Texasだからね。仕事場近くのモールでBBQプレートを注文。$14でたっぷり食べた。それがまた美味しい。だからテキサスは好きなのだ。
とりわけリブが良かったな。
そんな食事を続けたら、さすがに胸焼けがしてきたので、最終日の夜はホテルに聴いてオースチンのお勧めタイ料理屋「Madam Mam's」に行った。
肉食が楽しいテキサスだけど、最後はタイ飯。あれまあ。
店内なんとなく中華式、和式、泰式の合わせ技で面白い。店員はタイ人が多く、小柄。なんとなく、ほっとする。
肝心の食べ物だけど、なんとなく米式タイ料理でまあまあ。ホテルのテキサス兄ちゃんが勧めてくれた理由が分かった。牛肉が適当にアレンジされていて美味いし、また量が多い。タイ風テキサス飯なんだよね、要は。だからトム・カー・ガイ(鶏のココナッツスープ)もパラピーニョ(青唐辛子)が効いていて、違う風味。
これはパッタイ(焼きそばの卵焼き包)なのだけど、草鞋サイズ。本当に4人で出かけてよかった、と思った。
これはレッド・カレーなのだけどテキサス・スペシャル。そうビーフカレー。とてもタイ飯の風味がなくて別次元の味だったのだけど、これもテキサス飯だと割り切れば、まあ美味しかったんだよね。
そんなわけで、テキサスバンザイの3日間だったのでした。