札幌で火がついてから、旧ソ連のメロディア盤にイカれている。音が良いLPレコード。好きなピアノ奏者中心に集めてみた。札幌に続き、海外の通販ディーラーから2回購入。2回目が今日届いた。今回はペトロフ、ソフロニツキーを中心に、ソコロフ、ゲンリヒ・ネイガウスを何枚か。まだ気になる演奏はあるが、まあこんなものかな。多くはキリル文字での記載なので、なかなか探索が難しい。
ペトロフによるプロコフィエフのソナタは、強靱かつ正確な打鍵で美音を叩き出す感じが凄い。ソナタの2番は、今まで聴いたものと随分と印象が違い、面白かった。脳天に美音が刺さる感じが、何となくマゾ的な快感のように思えてくる。怖し。
あと、ポストニコワとペトロフとのデュオで、ショスタコーヴィチのピアノ組曲とコンチェルティーノ。これは落ち着いた演奏で、ショスタコーヴィッチ自身の転げるように弾きまくる演奏と比べると物足りない。機械的な正確さ、のように聞こえて。
そのあと、ソコロフによるベートーベンのソナタ(そのディーラーにはソレしかなくて、あまり買わないベートーベンなのだけど、素晴らしく綺麗なピアノだった)、ネイガウスのショパン(なんと10inch)まで聴き進めているが、いずれも満足。美しい。でもまあ、年内はここまでかなあ。
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Nikolay Petrov: Sergei Prokofiev/Piano Sonata no.2, no.9 (1972)
Piano Sonata no.2 for in D minor, Op. 14
A1.Allegro Ma Non Troppo
A2. Скерцо. Allegro Marcato
A3. Andante
A4. Vivace
Piano Sonata no.9 in C major, Op. 103
B1. Allegretto
B2. Allegro Strepitoso
B3. Andante Tranquillo
B4. Allegro Con Brio, Ma Non Troppo Presto
Nikolay Petrov(p)