K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Sonny Rollins: Saxophone Colossus (1956) 場を作る力

 あまりにも有名な盤なので、内容を語るのもヤボだろうと思う。(少しだけでも)詳しい人は気がついたと思うけど、ジャケットがオリジナルと異なるものを掲載している。今日届いたレコードだけど、1964年以降のプレス。

 それでもカッティングはルディ・ヴァン・ゲルダーであり、刻印が打たれている。そして、モノラル盤。実はこのジャケットで1980年代まで流通していて、中古レコード屋でも良く見かける。しかし、多くが「疑似ステレオ盤」であり、刻印もない。だから音に疑問がある。

  今回入手したのはモノラル盤であり、刻印あり。オリジナルと異なるのは、ジャケットと発売時期だけ。そして価格は(多分)10%以下。お得なのだ。

 そんな訳で期待いっぱいで針を下ろしたのだけど、音は期待通り。奏者が近づいてきたような感覚。図太い音。あたかもジャズ喫茶にいるような、場を作る力が強い、アルバムだった。改めてCDや後年のVictor盤と比べても、気持ちよい。ボクのブルーノートプレステージの集め方、はこんなものだ。

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Sonny Rollins: Saxophone Colossus (1956, Prestige)
A1. St. Thomas 6:45
A2. You Don't Know What Love Is 5:01
A3. Strode Rode 5:00
B1. Moritat 10:00
B2. Blue 7 8:00
Sonny Rollins(ts), Tommy Flanagan(p), Doug Watkins(b), Max Roach(ds)
Design, Photograph: Don Schlitten
Liner Notes: Martin Williams (6)
Recorded by Rudy Van Gelder
Recorded June 22, 1956.