K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Pat Martino: Alone Together(1977-78) デュオという名のソロ

 最近は古いLPレコードに熱を上げているのだけど、新しい録音も最低限の目配りをしている(積り)。

 先日、マルティーノの新譜を見つけてあわてて買ったのがコレ。到着前に工藤氏のブログを見て愕然。古いプライヴェート録音で音質も今ひとつ。あれまあ。

 そんな訳で暫く放置したのだけど、聴きだすと案外具合がいい。音質は今一つなのだけど、マルティーノのギターをとことん堪能できるような録音。とにかく弾き続ける。バックのBobby Roseのリズム・ギターも程よく、まったく邪魔にならない(ボクには)。デュオという名のソロ。

 ウェスのアルバムでお馴染みのFour on Sixではじまり、気持ちがすっかり楽しくなるし、Live!で好きなSunyもなんとも馴染みのフレーズが楽しい。結局、マルティーノのアルバムを聴くときにはマルティーノしか聴いていないなあ、と改めて再確認。

 人により好みが分かれると思うけど、ボクにはアリのアルバム。

付記:

以上を書いてから、工藤さんの記事をみると、「2人の区別が私には、聴いていても少し分かりにくかったでした」と。ソロは全てマルティーノと決め込んで聴いていたのですが。どうなんでしょうかね。

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Pat Martino: Alone Together(1977-78,High Note)
   1. Four On Six
   2. Alone Together
   3. What Are You Doing the Rest of Your Life
   4. Sunny
   5. Left...or Right
   6. The Visit
   7. One For My Baby
   8. Israfel
Pat Martino(g), Bobby Rose(g)