新着のプリ・アンプをエージング中。アンプの音って、音域と過渡応答の組み合わせのような気がする。古い真空管アンプは音域も狭く、過渡応答も遅い、のではないか。だから中音域の太さと柔らかさを楽しむことができる。トランジスタのアンプは音域が広く、過渡応答も早い、ように思える。だから鋭い、切れのある音が楽しむことができる。
プリ・アンプとしてMcIntoshのC22を使い聴いていると、柔らかく・優しい音を楽しむことができる。古い録音には良く合う。だけど鋭さが足りなく弦の音に迫力が足りない。山水のC2301は鋭く、弦の音の切れは良いのだけど、長く聴くと疲れるような気がする。
それだけの理由でないのだけどMcIntoshのC2500を入手。ディジタル音源再生用のDA変換器も内蔵していて、とても使い勝手が良い。土曜日に到着し、エージング開始。丸二日経過中。
昨夜はエヴァンスのWaltz for Debby。出勤中はマイルスのKind of Blue。これからメルニコフのスクリャービン集とショスタコーヴィッチ集。どんどん柔らかく、綺麗な音になっているような気がして嬉しい。
さて音はというと、まずまず狙いとおりで中間くらいの感じ。まだ数日、エージングしようと思う。ふっと、部屋の空気に馴染んでいく感じが楽しいのだ。
驚いたのだけど、メイン・アンプを真空管とトランジスタ(MOS)で比較しても、ボクの駄耳であまり差がわからない。ほとんどプリ・アンプで味付けが決まっているような気がした。