K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Yaron Herman, Sylvain Ghio: Takes 2 To Know 1(2003) ピアノとドラムで思い出した

 ホントはECM2011、キース・ジャレットジャック・デジョネットのデュオ「ルータとダイチャ」のつもりだったのだけど、忙しい。土曜の夜だけど、仕事場。

 ピアノとドラムで思い出したのが、ヘルマンの昔のアルバム。当時、スケッチ・レーベルの何枚かが気に入っていて、たまたま出張先のブルターニュの朝市で見つけたのがコレ。ふたりとも知らなかったけど、レーベル買い。後で、ピアノ・ドラムのデュオって気がついた。現代音楽的な味のピアノと、現代音楽の打楽器的なドラム、って相性がとても良い。当時、暫し愛聴盤だったような記憶がある。ヘルマンは昨年、金沢で聴いたのだけど、パルス的な律動に驚いた。このアルバムでは、そんな感じでもなく、レーベル固有の耽美的な空気を作っている。現代音楽とジャズの境界、のようなところを探っている。

 ピアノとドラムのデュオといえば、来週はメルドーとジュリアナ。長丁場の出張なのだけど、まあ、それが楽しみかな。

 

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Yaron Herman, Sylvain Ghio: Takes 2 To Know 1(2003, Sketch)
1. Before Birth 6:55
2. Knock Knock 8:00
3. Hatikva 10:00
4. Ashlaya 4:56
5. Rush 3:59
6. Heartbeat 3:44
7. What A Wonderful World 11:14
8. A Girl Speaks 4:51
9. Peace Now 5:34
Yaron Herman(p), Sylvain Ghio(ds)