先日のヴィトウスの新譜から、初期のウェザー・リポートへの関心が高まった。
ボクが聴きはじめたのはジャコの時代であり、それがまさに1970年代後半の「時代のジャズ」だった。それがとても気に入っていて、その感覚でヴィトウス時代を聴くとピンとこなかったのは事実。
今になって改めてこの時期の音源を聴くと、実に素晴らしい。マイルスの1970年代初頭のバンドと同じ流れの中にあった、と強く感じるような、グルーヴする即興音楽。そしてspacyな奥行を持つような飛翔感。ヴィトウスがキーだなあ、と思う瞬間が度々。
きっとこの路線の先に、21世紀のジャズを見ていたのだろうな、と思う。だから、のヴィトウスの動きなのだろう。それにしても、Mouzonのヴォーカルまで入っているとは思わなかった。アルバムWeather Reportよりは、ずっとグルーヴィーな感じで面白かったなあ。
それにしても、DVDを購入してからyoutubeに気がつく。間抜け。
関連記事:
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Weather Report: Live In Germany 1971
1. Umbrellas
2. Orange Lady
3. Waterfall
4. Seventh Arrow
5. TH
6. Morning Lake
7. Improvised Medley Including Dr Honoris Causa
Wayne Shorter(ts,ss), Josef Zawinul(key), Miroslav Vitous(b), Alphonze Mouzon(ds, vo), Dom Um Romao(perc)