K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

歴史的な転換点のタイへ(国王崩御直後のバンコク)

 ハノイの後、バンコクへ。様々な国事の際、禁酒令が出る国なので、不謹慎ながらアルコール抜きをまず考えた。結論からいうと、バンコク市内は平穏で、BTS車内で黒い服装が目立つ程度。

 またスクムヴィットでは大音量でのライヴカフェは音を出していないが、どの店もアルコールは出している。そんな状況。

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テレビでは繰り返し国王の遺徳を伝えている。画面の殆どは「行幸」であり、本質的な王の役割が地鎮である、ということに思いを馳せた。宗教的な背景がないタイ王室のプミポン国王があのようなカリスマ性を獲得する過程の一つが行幸であり、地に跪き、地や民を治める姿が印象的であった。敗戦後の日本で、天皇という存在が、維新後の政治的存在から、古代からの宗教的な存在へ回帰する手続きが「行幸」であった、ことを考えていた。

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