Marion Brown: Why Not (1966, ESP Disk)
A1. La Sorrela(Marion Brown) 12:35
A2. Fortunato(Marion Brown) 8:30
B1. Why Not(Marion Brown) 6:50
B2. Homecoming(Marion Brown) 10:00
Marion Brown(as), Stan Cowell*(p), Norris Jones(b), Rashied Ali(ds)
Recorded October 23, 1966 in New York City.
Released: 1968
保有盤は日本盤
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マリオン・ブラウンの良さって、結局のところ、ピンときていなかった。悪くはないが、「聴きどころ」のようなものがピンとこないように感じた。
この盤で、ようやく気がついたような気分になっている。いや、それどころか、この時期のESP盤のなかで一番好きかもしれない。
1970年頃のカウエルが好きで、この盤を入手。聴いてみると、多くの日本のフリー系奏者やガトーにつながるような味わい、民俗音楽的な味だな、って思った。実によく唄っていて、聴いていると気持ち良いし、愉しい。
カウエルのピアノも上手く音を添えていて、聴き飽きがこない、銘菓のような演奏であった。
追記:
購入したレコードは日本盤。多分、長期間聴かれていない「死んだレコード」。音が溝から浮かび上がってこない。音圧が低い。クロスで必死に溝をナゾるように何回も拭き、さらに何回も聴いていると、不思議と良くなってくる。そこまでしなくても、ストリーミングで十分楽しめる名盤なので、ちょっと心中複雑である。